天幕を広げなさい
「あなたの天幕の場所を広げ,あなたの住まい
の幕を惜しみなく張り伸ばし綱を長くし,鉄のく
いを強固にせよ。」 (イザヤ書54章2節)
AMCF東アジア大会も予想をはるかに上回る祝
福のうちに終り,今や静かにその過ぎた所を振り
返ってみたい。昨年の今頃は数人のスタッフでど
うしたら国際大会が実施出来るかと全く五里霧中
の状態であったが,主は必ず過不足なしにすべて
を満たして下さる事を信じて準備するしか方法は
なかった。
外国からの100人からの出席者についても,円
高に対する打撃は別としても,現役軍人の出国の
問題,多数の民間人が同時にビザを取る事に関し
ても予想外の問題があり,大会開会直前まで不明
で,成田空港着の航空便の時間さえもきまらない
という事で,一つ間違えば混乱を起こしかねない
状況であった.しかし一つ一つが次々と解決して,
大会は最良と思われる状態で開始する事が出来た
■
事は奇跡であった。大会中にも色々なトピックが
起ったが何れも関係者間の好意的且つ危機的な方
法で解決した。又思わない所に援軍があり,又あ
るクリスチャンの献身的な奉仕があった事が後に
なってわかるという状況もあった。 「主は生きて
おられる」とはこの大会を通しての実感であった。
大会の費用についても始めはどうなるものかと
案じた。今から思えば「すべてを主にゆだねれば
よかったのだ」と言えるかも知れないが,しかし
当事者としてはそれ程平安なものでもなかったし,
信仰が足りないと言われても仕方のない状況もあ
った。しかしそれら収支決算の結果は更にコルネ
リオ会を伸展させるに足る費用が残ったようであ
る。
主は不足する事もない代りに余分にも与えられ
ない方である(Ⅰコリント8章15節)我々はここ
で主の前に-り下るべきであろう。主は大会が終
って安心せよとはおおせられない。あなたの天幕
の場所を広げなさい。栄光を主に帰しなさいと言
われる。我々はこの大会の成功に気をゆるめるこ
とではなく,一休みしたら再び元気を出して幕を
おしみなく張り,綱を長くし鉄のくいを強固にし
なければならない。そして主から預ったタラント
をもって新らしい歩みを進めなければならない。
(マタイ25章)
コルネリオ会も設立27年を過ぎて世界のキリス●
ト教国の間ではその存在が認められているし,特
にアジアにあっては,その小さい力をも主の御目
的のために貢献するよう求められるかも知れない。
ここで,も一度わが国の状況を黙考する時,有
史以来のわが民族の盛衰も,その一つ一つが主の
み手の中にあった事を認め,歴史的には色々な事
が起ったとしても周辺海に囲まれた温暖なみずほ
の国として外敵からも守られ,今や経済的にも受
けている大きな祝福について主に感謝する必要が
あろう。そしてその事に気がついている我々クリ
スチャンが先づそれを強調して主を仰ぐべきでは
なかろうか。
コルネリオ会員一人一人の上に主の豊かなお導
きを祈りたい。
(今井健次記)
的にも財的にも満たされた大会であった。今顧み
て,予算上の質問が有った時何と答えれば最良で
あったか?。答えとして,受け止められるかどう
かは別として,ルカ9章「5つのパンと2匹の魚」
の御言葉ではなかった.か。信仰の足りなさを反省
すると共に,コルネリオ会員関係のクリスチャン
等の祈りと捧げ物や奉仕に依って支えられたこと
を主に感謝する次第である。
㊥棄アジア大会の感動 石川信隆一(防大)
この度の大会には,聴講だけのつもりで参加申
込みを致しましたが,韓国団50名の方のご接待と
3日目午前の聖書講演の司会という大役を頂き,
びっくりするとともに大変緊張致しました。大会
を通じて特に感動しましたことを次の3点にまと
め,感想を述べさせて頂きます。
まず第1は,韓国の方々の猛烈なお祈りでした。
2日間早天祈商会がありましたが,お隣りに座っ
た韓国の方と手をとり合ってお祈り致しました。
手をぎゅうぎゅうとお互いに握りしめ合いながら
お祈りしたときは,本当に涙と共に,感謝と感激
にむせびました。韓国では毎朝早天祈商会をして
いることを聞き,改めてその熱烈な信仰を知りま
した。
第2は, 2日目の尾山令仁先生のメッセージに
大変感動致しました。ちょうど韓国の方が大勢参
加されている前で,堆岩里の事件とその教会の再
建について,自らの体験とつぐないをお話されま
したとき,強い感動を覚えました。マタイ5葦23-24節を読んで行動に移されたと聴き,本当にそ
の偉大さに触れることができ,大いな恵みを頂き
ました。
第3は, 3日目午前の新屋徳治先生の聖書講演
の司会をさせて頂いたことでした。先生は,旧海
軍の軍人として南方洋上で戦い,戦後,主に救わ
れたということで,その真筆な態度とお話に感動
致しました.ちょうど大会のテーマ「主を待ち望
む者は新しく力を得」というメッセージでした。
このような大きな大会に始めて参加させて頂き,
私自身主に対する信仰が加速され,大いなる恵み
と祝福を賜わりましたことをご報告申し上げます。
今井会長ご夫妻,矢田部実行委員長ご夫妻,滝口二
様ご夫妻,下乗谷様ご夫妻,長橋様ご夫妻,小山
田様,木代梼,その他ほんの一握りの方々のご奉
仕と思います。
コルネリオ会の皆様の強いお祈りと尊い献げも
のの賜と主に感謝致します。
㊥大会祈蒔,会場,会計係を担当して
下乗谷 浩(陸自OB)
「どこからパンを買って来て,この人々に食
べさせようか」 (ヨハネ6・5).
イエスは言われた「それを,ここに持って来
なさい。」 (マタイ14・18)
「そこでイエスは-彼らにはしいだけ分けられ
た。 -なお,余ったもので12のかごがいっぱい
になった。」 (ヨ-ネ6・12-12)
祈りのうちに準備が進められてきた大会も主の
導きと主に在る兄姉の祈りとど協力によって勝利
のうちに終了できたことにつき実行委員の一人と
して心より感謝の意を表したい。
それにしてもなにゆえこのように神は大会をみ
ちぴき,恵み,祝され閑かしめたのだろうか。そ
のみ心とするところはなんであったのか。正直言
って今結論を下すことはあまりにも時期尚早と言
わなければなるまい。その答えを得るには50年先
いや100年先を待たなければならないのではない
だろうか。
ともあれ大会をとおして受けた恵みには計りし
れないものがある。
1・大会が2週間後と迫った最後の総員祈商会も
出席者18名。大会予算もどう見積っても100万
円余が不足。今さら奉仕者の呼びかけでも,献
金の依頼でもあるまい。なぜかがっくりきて祈
りにも力が入らず万策尽きたの感があった。
ときを同じくして,日曜学校礼拝のお話しは
5,000人を養う奇蹟の記事であった。四福音書を
比較しながら準備を進めて来たとき表記のみ言
が強烈にとび込んできた。 「どこからパンを買
って来て食べさせようか。 」ピリボは電子計算
機のように,とても足りないと数字を上げて切
返し,アシデレは論外と否定した。
このような素晴しい大会が成功致しましたのも,
しかし,主はご自分ではしようとしているこ
れている皆様をお迎えして神の与えたもう新しい
- �D��舒�つたこと
矢田部 稔(陸幹校, 1陸佐)
1967韓国・1968英国・1971西加で開かれ
た世界大会のようすを故佐々木親先生,千葉愛爾
先生御夫妻,武田真美前会長御夫妻から聞か挙れ
ていましたが, 10年前の1976米国大会に私自身
はじめて参加したとき思ったこと,・願ったことが
この度実現され嬉しい限りです。ガイド・ブック
に記載し,歓迎夕食会でも申し上げた挨拶を再記
します。
歓迎の御挨拶( AMCF東アジア大会実行委員長)
私は10年前の1976年7月に,はじめて海外旅
行をし米国マサネッタ・スプリングスで開かれた
AMCF(当時の名はOCF)世界大会に参加し,神
の与えたもう愛あ交わりとはこのようなものかと
言う強い感動を受けたことでした。
その時の国際会長・英国のユーバンク将軍の挨
拶を今もはっきりと思い出すことができます。
「ようこそマサネッタ・スプリングス-。皆さん
は遠路はるばるやって来られました。労力的にも
経済的にも大変な御負担であったと存じます。し
かし,次の3点は確かでしょう。第1点は米国A
MCFの皆さんの十分な歓待と好意を受けられる
こと。第2点は多くの国のキリスト者の友達を得
られること。第3点は帰国後ここで得られた全世
界のための御経験を話さないではおれないでしょ
うということ。 —–」と言うものでありま
した。
そのとおり,私は帰国後直ぐに自分の属する教
会の聖日礼拝の中で証をする機会が与えられ世界
大会のこの貴重な経験を話しました。そして,日
本もいつの日かこの国際大会を担当せねばならな
い。世界の方々のためにお役に立たねばならない。
しかし,宣教100年を経たが教会の力が十分に発
拝されない日本,年令17才のコルネリオ会にこの
ことがいつ許されるのだろうかと述べたことでし
た。
それから10年,コルネリ会は27才になりました
が身長はあまり延びておりません。しかし,ここ
力を分かち合う機会が私達コルネリオ会にも与え
られましたことは,真に幸いであると存じており
ます。
この大会のため御支援御激励を賜りました国内
外の方々に対し厚く御礼申し上げますo
AMCF東アジア大会でのあかし
㊥信仰による祝福
滝口厳太郎(空自OB)
そのとき,主はギデオンに仰せられた。 「あな
たといっしょにいる民は多すぎるから,わたしは
ミデヤン人を彼らの手に渡さない。イスラエルが
「自分の手で自分を救った。 」と言って,わたし
に向かって誇るといけないから。(士師記7章2節)
今年の1月, AMCF東アジア大会を,数ヶ月後
に控えたコルネリオ会の総会で読んだ聖書の一部
分である。
読んだ主旨は人数的にも財的にも少ない力で大
会を乗り切れると言う励ましの為であった。この
総会でも,若し財的に満たされなかった場合はど
うするのかと言う質問があった。私自身は心の中
では「必ず満たされる。 」と思いがあったが,莱
しと言う仮定の質問に対して現実の財務係の保証
の言葉として必要なら赤字を補填する覚悟もあり
「俺に任せろ」と言うような言葉を述べたのであ
る。この言葉に対し先輩会員から批判のお言葉を
頂き自分なりに反省し,それでは何と答えれば納
得がいってもらえるのか,思い上がりが育っては
いけないと考えていたところ,大会1ケ月前最終
的な詰めの段階で再び同じ質問を受けたのである。
ただこれまでの会員の献金の状況から,若し不足
がでても50万-70万円と,ある程度め見積幅もあ
り赤字が出ても現会員の力で1回の期末手当時期
の献金で返済可能な額でもあり,今回は「立て替
えましょう」と言う言葉を準備していたのである。
然し委員長の借りは残したくないという考えに従
い,予算を再編成しグランドヒル市ヶ谷とも経費
を再交渉節減して大会に臨んだのである。大会は
に東アジアの諸国から国防のため重要な働きをさ
小さな手違いはあったにしても,主にあって信仰
的にも財的にも満たされた大会であった。今顧み
て,予算上の質問が有った時何と答えれば最良で
あったか?。答えとして,受け止められるかどう
かは別として,ルカ9章「5つのパンと2匹の魚」
の御言葉ではなかった.か。信仰の足りなさを反省
すると共に,コルネリオ会員関係のクリスチャン
等の祈りと捧げ物や奉仕に依って支えられたこと
を主に感謝する次第である。
㊥棄アジア大会の感動 石川信隆(防大)
この度の大会には,聴講だけのつもりで参加申
込みを致しましたが,韓国団50名の方のご接待と
3日目午前の聖書講演の司会という大役を頂き,
びっくりするとともに大変緊張致しました。大会
を通じて特に感動しましたことを次の3点にまと
め,感想を述べさせて頂きます。
まず第1は,韓国の方々の猛烈なお祈りでした。
2日間早天祈商会がありましたが,お隣りに座っ
た韓国の方と手をとり合ってお祈り致しました。
手をぎゅうぎゅうとお互いに握りしめ合いながら
お祈りしたときは,本当に涙と共に,感謝と感激
にむせびました。韓国では毎朝早天祈商会をして
いることを聞き,改めてその熱烈な信仰を知りま
した。
第2は, 2日目の尾山令仁先生のメッセージに
大変感動致しました。ちょうど韓国の方が大勢参
加されている前で,埠岩里の事件とその教会の再
建について,自らの体験とつぐないをお話されま
したとき,強い感動を覚えました。マタイ5葦23-24節を読んで行動に移されたと聴き,本当にそ
の偉大さに触れることができ,大いな恵みを頂き
ました。
第3は, 3日目午前の新屋徳治先生の聖書講演
の司会をさせて頂いたことでした。先生は,旧海
軍の軍人として南方洋上で戦い,戦後,主に救わ
れたということで,その真筆な態度とお話に感動
致しました。ちょうど大会のテーマ「主を待ち望
む者は新しく力を得」というメッセージでした。
このような大きな大会に始めて参加させて頂き,
私自身主に対する信仰が加速され,大いなる恵み
と祝福を賜わりましたことをご報告申し上げます。
今井会長ご夫妻,矢田部実行委員長ご夫妻,滝口二
様ど夫妻,下桑谷様ご夫妻,長橋様ご夫妻,小山
田様,木代梼,その他はんの一握りの方々のご奉
仕と思います。
コルネリオ会の皆様の強いお祈りと尊い献げも
のの賜と主に感謝致します。
㊥大会祈轟,会場,会計係を担当して
下乗谷 浩(陸自OB)
「どこからパンを買って来て,この人々に食
べさせようか」(ヨ-ネ6・5).
イエスは言われた「それを,ここに持って来
なさい。」 (マタイ14・18)
「そこでイエスは-彼らにはしいだけ分けられ
た。 -なお,余ったもので12のかごがいっぱい
になった。」 (ヨハネ6・12-12)
祈りのうちに準備が進められてきた大会も主の
導きと主に在る兄姉の祈りとど協力によって勝利
のうちに終了できたことにつき実行委員の一人と
して心より感謝の意を表したい。
それにしてもなにゆえこのように神は大会をみ
ちぴき,恵み,祝され閑かしめたのだろうか。そ
のみ心とするところはなんであったのか。正直言
って今結論を下すことはあまりにも時期尚早と言
わなければなるまい。その答えを得るには50年先
いや100年先を待たなければならないのではない
だろうか。
ともあれ大会をとおして受けた恵みには計りし
れないものがある。
1・大会が2週間後と迫った最後の総員祈商会も
出席者18名。大会予算もどう見積っても100万
円余が不足。今さら奉仕者の呼びかけでも,献
金の依頼でもあるまい。なぜかがっくりきて祈
りにも力が入らず万策尽きたの感があった。
ときを同じくして,日曜学校礼拝のお話しは
5,000人を養う奇蹟の記事であった。四福音書を
比較しながら準備を進めて来たとき表記のみ言
が強烈にとび込んできた。 「どこからパンを買
って来て食べさせようか。 」ピリボは電子計算
機のように,とても足りないと数字を上げて切
返し,アシデレは論外と否定した。
このような素精しい大会が成功致しましたのも,
しかし,主はど自分ではしようとしているこ
とを知っておられたのである。続いて主は「そ
れをここに持って来なさい」と言っているでは
ないか。そうだ大会の総責任者は主イエスさま
ではないか。 「-イ争りました。今与えられて
いる奉仕者,献金これぞ2匹の魚, 5つのパン
ではないかoそっくり献げますから主が祝し満
してくださいJ私はひざまづき一切をささげて
祈った。
不思議なことにこの事を境にしてすっかり肩
の荷がおりた。逆に大会が待ち遠しかった。主
が大会においてどのような奇蹟のみ業をみせて
くれるのだろうかと。
2・大会は終了した.ある方が「本当に大会は開
かれたのですよね」と言われた。それは信じ難
い程の奇蹟の数々であったからだ。
まさに「人々はみな,食べて満腹し–・12の
かどにいっぱいあったQJ.参加者も奉仕者も全
てが恵まれ満たされたのであった。
3・ 「小人数でよくもこれだけのことが」は奉仕
者の一人一人の気持であると思うQ しかし断じ
て忘れてはならない。主はエリヤに叩00人を残
しておくと言われたのだ。
大会の奉仕者にして然り。大会のために出席す
ることはできなかったが,献げものをもって祈り
をもって支えてくれた会員。会員の所属教会の祈
りと励し。韓国OCUの朝藤会における特別祈藤
をはじめ各国のメンバーの祈り。この大会はこれ
らの背後に在る兄姉の手に支えられてきたのであ
る。
私は,この大会をとおして「キリストにもてる
ものを全てを明け渡すこと」と「イエスは主なり」
という信仰の原点を再吟味させられた次第である。
㊥大会をとおして感じたこと
武内哲史(技本)
私は忙しいことを理由にして,全く奉仕もしな
いで・大会3日目の8月9日の1日のみ参加した
だけでした。しかし,参加して本当によかった,
と思っています。以下,断片的に感想を述べさせ
ていただきます。
1.雰囲気
参加した人が皆さん生き生きとして楽しそう
谷の豪華な部屋もよかった。 9日の送別夕食会
では,各国の代表が話に熱中のあまり,予定時
間をオーバーして22時を過ぎ冷房を止められて
しまった位です。幹事には,会館から苦情が言
われたことと思います。
2.準 備
会場には,大きな看板がぶら下げられていた
が,これが何と手作りだそうです。大変立派な
もので感心致しました。
記念写真,スナップ写真については,午前中
に撮ると午後には見本ができ,注文すると夜配
布されるという手際のよさでした。
3.通 訳
日本人牧師が説教する場合は,国際会議と同
じく同時通訳がなされていた。しかも英語,韓
国語及び中国語の3チャンネルもある。これも
コルネリオ会員の子弟がやっているとのこと。
驚きました。
同時通訳設備のない宴会場では,通訳が二人
必要なこともありました。これも臨機応変のす
ぼらしい通訳をしていました。
4.説 教
閉会礼拝での説教は安藤仲市師でした。 86歳
という年令にかかわらず,力強い説教でした。
最後の祝藤も,神の臨在を感じさせる素晴らし
いものでした。
5.奉仕者
コルネリオ会員の幹事もさることながら会員
の家族の活躍がめざましかった。
6.その他
幹事の方々本当に御苦労様でした。人,物,
金が足りない尽しの状況の中でよくあれだけの
大会を開催して下さいました。
神の恵みの大なるを感じます。
㊥大会準備に奉仕して
小山田光成(空資材隊)
私がコルネリオ会に参加するようになったのは,
82年10月,横田基地チャペルで行われた日米合同
修養会以来のことです。その後,毎月1回,目白
の新屋牧師鋸の一室で行われる例会に参加してき
でしたo外国人も日本人も。グランドヒル市ケ
ました。出席者は平均して5-6名でした。 83年
に台湾でアジア大会が行われ,次回は日本が担当
してほしいということで,引き受けざるを得ない
様相になりました。 84年にはソウルで世界大会が
行われ,フルネリオの会員も多くの恵みを受けて
帰ってきました。
東アジア大会はソウル大会のように至れり尽せ
りのようにはできなくても,やれることをやろう
と86年8月を目指して準備が進められました。ア
ジアといっても東アジアの範囲で7-8カ国,港
外からの参加者は80名,国内100名という予定で
開催の準備が始まり・ました。準備委員が少なく果
してどれだけできるか見当がつかない状態でした。
私は渉外と大会ガイドブック作りを担当しました。
苦心した日英両語のガイドブックは大会直前によ
うやくできました。大会での奉仕は,箱崎ターミ
ナルでの出迎え(フィリピンの団長一人のみ),
大会の記韓,都内案内(韓国代表団を夜の新宿へ,
フィリピン代表団を秋葉原やアメ横-),閉会礼
拝の司会などをやらせていただきました。
この大会では言語の違いがあっても問題となる
ことなく,スムーズに進行しました。英語,韓語,
華語のすぼらしい通訳者が与えられたお陰です。
私自身,日本語の分かる参加者との会話が多く,
その他の人達とは英語で苦労することなく交流で
きました。
講師のメッセージは,日本と他のアジアとの関
係の内容が多く採り上げられました。過去の日本
がアジアの人々に犯した過ちを語り,神の下にあ
って和解の労をとっている行動には感動しました。
クリスチャンだからこそできたのであり,クリス
チャンこそ率先して,まず和解からはじめなけれ
ばならないという気持になりました。さらに,喜
びに満ちあふれたクリスチャン生活の奨励があり,
決意を新たにしました。この思い出を大会報告書
の形にして,コルネリオ会の発展のスプリングボ
ードにしたいと思います。
㊥カメラマンを命ぜられて
松山暁賢(東北補給)
先ずは, AMCfl東アジア大会に参加でき主にあ
る交わりを持つことができましたことを感謝いた
します。
ますが,大会時期が定期異動の時でもあり,早期
に,上司,同僚の了解を得ておりました。従って
堂々と参加出来るはずでしたが, 8月5日仙台地
方は, 1日の降雨量401ミリという未曽有の大洪
水に見舞われ,幹線道路や,国鉄は全線不適。県
の要請で部隊の災害派遣が開始されました。幸い
にして我が東北地区補給処は, 7日朝非常勤務態
勢が解除され,本大会にも無事間に合いました。
本年3月まで勤務していた部隊では,ダメだった
■
ことを思うと,私は本当にラッキーな男です。
さて,本大会における私の担任は,カメラマン
でした。写真技術を全く有しない私にとって,こ
れは大役でした。今井会長から与えられた高級カ
メラも使いこなせないため,自分のバカチョンカ
メラと矢田部兄から借用した全自動カメラで気軽
にやろうと決め込みました。カメラマン奉仕のお
かげで,本大会のすべてを,縦から横から斜めか
ら撮ることができました。私がカメラを向けると
愛想よくポーズを作るアメリカ人,急に真面目顔
の日本人,自分のカメラで撮るよう要求する韓国
人等々,約200枚は撮ったでしょうか。-㌻
さて,このスナップ写真を100人近い外国人を
相手に,どのように注文をとり,焼増し,配布す
るかが大問題でした。しかし,スタッフのアイデ
アで,最終日(9日)昼までの写真は,すべて,
前払注文制で,サヨナラパーティまでに焼増し,
配布することができました。カメラスタッフは,I
小山田兄が責任者で,長尾兄,山田兄,武田健兄,
矢田部健兄でした。でも,一番大変だったのは,
個人毎に注文を受け集計し,集金と合せてから焼
増し,個人毎に配分する仕事でした。これにはさ
らに若い小俣姉の応援がありました。
最後に,韓国の札鳳鏑(Park BangHo)兄が
「日本OCUは家族ぐるみで,大会運営に当られ
ていましたのでチームワークは実によい,これは
スバラシイことですJと感想を洩らしておられま
したが,事実,受付,案内,接待,同時通訳,写
真,それに東京見物のエスコートまで,在京コル
ネリオ会々員ファミリーのご支援のおかげであり
ました。
本大会の成功を祝うとともに,コルネリオ会の
今回はコルネリオ会が主催する東京大会であり
益々の発展を祈念致します。 .
㊥ランチタイムの証詞
8月7日会社を早退して新装なった市ヶ谷会鋸
に出かけ参加する。受付には海自OBの足立兄御
夫妻が奉仕をされていた。海自関係者の参加が少
ない。
外国勢が多く日本人はあまり眼立たない。忙が
しく動いているのは日本の役員とよく判る。と云
うのも韓国勢につづいて中国勢が多くみられ顔を
見ただけではよく判らない。
会場を見て歩いたが入口のそばには壁一面放送
室があり,ここから講師の先生方のメッセージが,
英語,中国,韓国語となって,ときには日本語と
なって同時通訳されるようになっている。鏡の中
では何人もの係員がコードを引っぼっている。私
の奉仕は第2日日11 : 30-12: 30の昼食の司会と
云うことで軽い気分でおったが,なんと,この時
間に古事各国グループの催しものが披露されること
になっていた。
私は喜こんでこのご奉仕をさせて頂く,この場
をかりて神を証しする機会が与えられたからです。
証しの要旨は次の通りです。
主旨 「神に生かされている」
昨日から今日にかけて各国の兄弟姉妹を迎えて
ここに一堂に会し交わりをもちl●まさに神による
一致がここに完成されているわけです。み霊に満
されたときをもつことができたわけです。言葉の
違う多勢の人達がそれぞれの会話をしている。そ
の光景は聖書にもある通りです。しかし讃美歌の
ときは皆んなで歌い一つの歌声となって響きわた
ります。 ( 4カ国語で書かれた讃美歌集使用)
本当に素晴しい感激の場がそこにありました。
さて私は神に生かされてここまできました。
1・昭和13年 海軍入篇駆逐艦乗りとして海の戦
場をかけめぐり終戦となる。
2・昭和25年~45年 海上自衛隊勤務
3・昭和58年2月 交通事故にあい,生死の間を
さまよう。
(1)顔面口腔骨折3カ所
(2)入院1カ月10日
このように青春時代は戦場から始まって現在ま
関 六郎(海自OB)
での長い間,神は私を必要としたのです。神によ
って生かされて66才になります。神により新しい
生命が与えられたのです。感謝です。私は機会を
みて神を証しするように心掛けております。神の
大いなる,み力がここにもあらわれているのです。
すぼらしい先生方のメッセージに感激する。ク
リスチャイ不マイルスの可愛いいお嬢さん方のす
ぼらしい讃美歌, 1人1人の証しに涙を流す。市
ヶ谷会飴に入ってから出てくるまで大変恵まれま
したo多勢の韓国の方々と友人になることが出来
ました。この大会のために奉仕された奥様方をは
じめ兄弟姉妹に感謝申上げます。これらの方々の
上に又OCUの諸兄の上に豊かな恵みがあります
ようにお祈り致します。
㊥大会最後の日
矢田部和子(矢田部1佐夫人)
大会最後のプログラムは「コルネリオ会々員の
属する教会で聖日礼拝をまもる」でーした。私共の
教会は・千葉県松戸市北部の新興マンション衝地
区の一角にある新松戸幸谷教会です。.市ヶ谷での
朝食後,韓国の方5名( 1組の夫婦を含む)と,
フィリピンの方4名を松戸-ご案内しました。礼
拝の後では婦人連が準備したサンドイッチで愛餐
会が開かれました。フィリピンのチャプレンによ
るプロ歌手とも思えるすぼらしい讃歌の披露,教
会の子ども達の歌,韓国・フィリピンの各チャプ
レンのお話,韓国金夫人の証など教会員共々など
やかなうちに恵まれた時を過しました。金夫人は
27年間教会学校の教師として奉仕されているとの
こと,ご主人は退役後,賓料関係の仕事をされて
おり,教会の役員でもあります。 「子どもの頃,
日本の統治下におかれて,毎朝学校では東を向い
て(皇居の方向)お琴儀をさせられ,日本人は一
体どんな人達なのだろうと思っていた。昨日はそ
の皇居を見て来た。今こうして同じ信仰の日本人
と唯一の主なる神様を礼拝することが出来て心の
わだかまりは全く消えた。日本はクリスチャンが
少いが,祈りが足らないからだと思う。祈れば必
ず神様はきき入れて下さる。私も日本のクリスチ
ャンがふえるように祈ります。 」ときれいな日本
(3)歯科診療期間 満2カ年
語で話されました。
フィリピンの方々を松戸のわが家で夕食をもて
なし,再び市ヶ谷の会場近くの主人の官舎-足を
運んでいただき,翌早朝,空港行バスが出る箱崎
までお送りして矢田部家のプログラムは終りまし
た。
大会のために献金を捧げてくださった知人の方
々に,大会が成功裡に終ったことを感謝してお知
らせしました。お返事の一部をど紹介します。
「・–ご成功を心よりおよろこび申し上げます。
世界平和につながる会ですのでSSの子ども達の
献金の使途にふさわ.しいのではないかと思い献金
させて頂きました。 —-」
「–軍人こそ平和を愛するクリスチャンであ
って欲しいと心から願い–・-」
国境,民族を越えた主にある交わりの広さ,深
さ,美しさは一口では言い表わせない程です(帯
篇第100篇)
コルネリオ会に課せられている使命に神様の御
導きを祈るものです。
主に讃美を,隣人に感謝を _∫
AMCfl東アジア大会は去8月7日から8月10日
まで,東京軌宿区のグランドヒル市ヶ谷を会場とし
して,主の大きな祝福のもとに終了した。すべて
を支配し導びいて下さった全能の主に讃美と感謝
を捧げたい。又参加者は外国から92名,日本側81
名,合計173名であり大会の内容の細部について
は別途報告されることになっているが,ここに大
会の推進および進行のために奉仕して下さった下
記の方々に対し厚く感謝の意を表したい。
奉仕者氏名(敬称略,慣不同)
● - (説教者)安藤仲市,加藤正義,新屋徳治,
鳥山令仁,ノ後藤茂光,竿代忠一 - (設営) (市ヶ谷会飴)古賀達雄,窪寺正
直,西野佳祐,斉藤敏栄,他関係者一同
(自衛隊市ヶ谷駐とん地) 有志一同 - (通訳,司会,音楽,案内,業務一般等)
海野幹部,海野光代,海野多伎,山口利勝,
長橋和彦,市川珠代, Pan Ruth ,石川信隆,
梶原三津子,椎名敏子,藤本悦子,吉江誠一,
寿円正巳,中野研精,関六郎,玉井佐源太,西
原隆,木代槍,長橋晴子,矢田部路子,猪井と
し子,小坂忠他1名,土屋たまみ他5名(ク`リ
スチャンスマイルズ)雀兄他2名,近藤法子,
川上弓子,猪丸兄,為我井由美子,足立慣二郎,
足立矩子,藤田勝男,藤田輝子,西出恒子,松
山暁賢,山田伊智部,武内哲史,中野正治,長
尾有二,小林祐子,武田健,矢田部稔,矢田部
和子,矢田部健,滝口厳太郎,滝口きぬ子,小
山田光成,下乗谷浩,下乗谷玲子,岡村紀子,
今井健次,今井倫子,今井俊博,今井崇博,大
多和淑子,小俣成代,福井一男,福井福子 - (献金者)
山中朋二郎,石井錦-,望月錦吾,高橋富士雄,
横山一郎,谷岡博志,狩谷清子,北川政雄,石
坂朝弘,三嶋滋,今井健次,瀬崎肇,井嶋幹夫,
藤田勝男,武田貴美,今村和男,道東信千代,
大橋忠造,玉井佐源太,下乗谷浩,安永稔,マ
クドナルド,伊沢勲,中野正治,峯崎康忠,
野恒二,今井崇博,矢田部稔,滝口巌太郎,
野龍弘,山口利勝,山下貴久,足立慣二郎,
橋晴子,蔵谷三郎,海野幹部,小山田光成,
川信隆,堀ノ内勇吉,中野研精,今井倫子,
山峯 長石 千
葉愛爾,松山昧賢,米浜弘明,志賀正吾,吉江
誠一,武宮啓夫,椎名良三,福田俊治,後藤牧
人,森田忠信,武内哲史,矢田部和子,関六郎,
坂本登利男,滝腐博,林田芳秋,下乗谷玲子,
西原隆,長橋和彦,岡村紀子,保科六三郎,清
水組子,.鮎川英男,飯塚正美,寿円正巳,滝口
きぬ子,小森邦治,法元聖興,岩井睦,高野龍,
森本節夫,安藤仲市,石原恵,横山巌,須藤義
照,矢田部裕,長谷川保,矢田部点,倉松功,
竹内羊蔵,池田事夫,矢田部路子,菊池利弘,
金子有子,石村康子,鈴木俊,鈴木公恵,松限
敬三,武田瑛四郎, ′」、国栄,中村義治,三浦綾
千,大塚和子,米軍チャプレン基金,加藤亮一,
東京国際朝商会,佐野とよ子,林孝,小山浩司,
和栗タ工,三宅早苗,オチアイ仁,野畑新兵衛,- 7
宮城明彦,新松戸幸谷教会,今井信子,根本昭
佐原友治,大西誠一郎,高木実子,新保勇,上
羽操代,吉田善夫,石渡登美子,後藤茂光,松
戸教会,西条キイ子,教文鋸,東隆世,高知南
国教会,下乗谷息子,大和田美恵子,富平俊枝,
熊谷正信,有本優,大塩綾子,中村茂,三上賢
一,日野寛子,益子昭子,阿部信男,石田英司,
山田伊智部,浅賀優子,安藤善枝,浜松ホーリ
ネス教会,前田正之,淀橋教会,迫田謙一,辛
田梅子,久里英二,吉田好里,守屋修治,清水
義,中谷繁雄,榊原瑛子,中山昇一,丸山軍司,
水田正三,佐々木泰雄,富田銭次,猪狩栄勇,
落合幸人,宮崎健男,宮崎珠子,溝口裕,林昭
人,柳生せき,中里恵美,金子トメ,大倉令子,
篠田肇,上野亘,鈴木留蔵(CBMC)越田久一,
鷲山林蔵,三和紀夫,小俣仁子,小俣成代,北
秋津キリスト教会,小笠原長信,斉藤泰子,斉
藤孝,斉藤久恵,近藤法子,鳥山令仁,干場英
弘,山下洋子,上田光正,西出恒子,大多和淑
千,新屋徳治,加藤正義,海野幹部,海野光代,
海野多伎,今井俊博,藤本悦子,肩山俊子,池
田幸夫,呉将軍,韓国OCU,パッキングハム
将軍 - (祈りの友)
日本全国にわたる祈りの友,外国に散在する
祈りの友の厚い祈りによってこの大会が支えら
れて来た事を思い,感謝と共に主の豊かな御祝
福を祈ります。
Li!しネリオ会.988年度総会
本年度総会を次のように行います。ご出席下さ
い。出席出来ない方は委任状をお送り下さい。
日 時 11月24日(月) 14:00-16:30
場 所 東京都豊島区西池袋3-5-17
日本キリスト教団 東京池袋教会~
Tel. 03-988-0834
説教者 加藤亮一牧師
コルネリオ会事務局(JOCU)
東京都東村山市富士見町2- 12-34
TEI. 0423-93-6902
振替東京3-87577
亭士銀行池尻大橋支店(普) 63476 1
(発行責任者 今井健次)