ニュースレターNo.109

数えてみよ。主の恵み。
コルネリオ会前会長 石川信隆

この度、2005年9月17日のコルネリオ総会で私はコ
ルネリオ会会長を退任し、新会長には今市宗雄兄が選
出されました。これまで約 5 年間、力不足で信仰的に
も不十分な私を支えてくださった主と皆様方に心から
感謝申し上げます。この5年間は、2002年のAMCFアジ
ア大会東京開催、2004年AMCF世界大会(ソウル)参加、
2005 年 Interaction 東京開催と大きな行事が3つもあ
りました。特に、今年 8 月にコルネリオ会が主催した
2005 Interaction East Asia(東アジア地区軍人キリ
スト者リーダー研修会 )では、主から大いなる恵みと
祝福を頂きました。主と皆様に心から感謝申し上げま
す。主はこの研修会に韓国14名 台湾3名 アメリカ
5 名、中国1名、インドネシア1名の軍人キリスト者の
リーダーを送って下さり、日本の防衛関係キリスト者
の中から12名を導いて下さり、学びにおいて、友好に
おいて大いなる収穫を与えて下さいました。数えて見
よ。主の恵み。コルネリオ会に参加して数え切れない
恵みを頂きましたが、いくつかの出会いを記して感謝
を表したいと思います。
①主との出会い
1986 年 8 月、日本で初めてアジア地区軍人クリスチ
ャン大会がコルネリオ会で主催されたとき、私はまだ
未信者でしたが、今井名誉会長から誘いを受けて参加
し、しかも司会の大役まで仰せつかりました。そのと
き、韓国のChaplainとの祈りの中で罪を示され、その
年の10月馬堀聖書教会主催の羽鳥明先生による特別伝
道集会のなかで、イエス・キリストを受け入れ、12 月
7 日洗礼を受けました。したがって、第1回アジア地区
軍人クリスチャンの東京大会は私にとって、イエス様
との出会いのきっかけを作っていただいた、忘れられ
ない大会でした。
②宣教に燃えるコルネリオ会会員との出会い
私が会長であったこの5年間を振り返りますと、
2002 年アジア大会の時は伊藤兄を、2004 年世界大会の
時は再び今市兄を、2005年Interaction の時は中野秀
知兄を主が送って下さいました。また矢田部兄、滝口
兄、中野(久)兄、圓林兄、加瀬兄、長濱兄、金宣教師、
月井牧師や鈴木兄、名誉会長の今井先生など宣教に燃
えるメンバーと出会い、特に金宣教師からは励ましと
精力的なご奉仕を賜り、心から感謝するものでありま
す。さらに馬堀聖書教会の徳梅牧師、後藤兄など他に
も多くの教職の先生方や会員の皆様、良き理解者の皆
様のお祈りとご協力を頂きましたことを心からお礼申
し上げます。
③素晴らしい外国軍人クリスチャンとの出会い
またこの 5 年間、数多くの世界の軍人クリスチャン
との出会いがありました。コルネリオ会(正式名は
JMCF(Japan Military Christian Fellowship))は小さ
なグループでありますが「All one in Christ Jesus. あ
なたがたはみな、キリスト・イエスにあって一つだか
らです。(ガラテヤ 3:28)」をモットーとする AMCF
(Association of Military Christian Fellowships)
という世界組織の中の一つであります。このAMCF世界
会長の Lee, Pil Sup 退役大将(元韓国統合参謀総長)
ご夫妻にお会いできたことは、コルネリオ会に在籍し
ていたお蔭でありました。奇遇にも私の防大卒と同じ
1960 年韓国陸軍士官学校卒で、実に謙虚で飾らない真
のクリスチャンで、現在、世界を飛び回り、全世界に
MCF(軍人クリスチャンの会)をつくる働きをしていま
す。また、今回 Interaction に参加していただいたア
メリカのDon Snow さんや韓国のKim海軍准将やKim空
軍大佐、Hwang少佐、Kang少佐、台湾のMo大佐など素
晴らしい軍人クリスチャンに出会うこともできました。
このような出会いを用意してくださった主に感謝して
います。また在日米軍Rick Ryles 大佐とは、約 20 年
近くの友人であり、今回の Interaction でも助けてく
れました。
④「今後のコルネリオ会のあり方」について
これまでコルネリオ会は主にアジア大会、
Interaction など大きな行事の実施に追われ、コルネリ
オ会はどうあるべきかについてあまり真剣に議論して
来ませんでした。今回、韓国代表の Hwang,Inkew 兄の
証しを通して私は今後のコルネリオ会は「現役自衛官
のための祈り」を重視したいと思いました。現役の自
衛官はいざという戦時には死を覚悟しなければなりま
せん。平時においても過酷な訓練、夜遅くまでの幕僚
勤務、上司に対する仕え、隊員との交わり、休日出勤
などクリスチャンとしてこの世との戦いが多くありま
す。宴会や葬儀、神社参拝などその時々で知恵が求め
られます。毎月1回のコルネリオ会の例会ではこの現
役自衛官のために祈ることによって、現役自衛官が勇
気と知恵と聖霊の力を受け、新しい一ヶ月間の歩みが
出来るようにしたいものと思います。
コルネリオ会の会員1人は1万人分の自衛官を代表し、
福音を宣べ伝える者として、また平和をつくる使者と
して主から選ばれた存在であります。「恐れるな、小さ
き群れコルネリオ会よ。汝らの御国を賜うことは汝ら
の父の御心なり。(ルカ12:32-3)」
これから私はコルネリオ会の渉外を担当して、今市新
会長を補佐していくことになります。
今後のコルネリオ会と今市新会長のために更に皆様の
お祈りとご支援を賜りますようお願い申し上げます。
最後に、皆様のご家庭の上に主の豊かな恵みと祝福が
ありますようにお祈りします。本当にいろいろ有難う
ございました。これをもって退任の挨拶とさせていた
だきます。 感謝を以て 在主

戦争について考える(その4)
コルネリオ会 会員(元海将) 足立順二郎

戦争観
私の戦争観は次のとおりである。
1.戦は、やってはならない
好漢は去らしめられるのである。愛する人々は分か
たれるのである。いたいけな幼子は苦しめられるので
ある。寄る辺なき寡婦は涙にくれるのである。繰り返
しになるが、だから戦はやってはならないのである。
だがしかし、一見はなはだ矛盾しているようである
が、敢えて一戦を辞せざる覚悟
と、その覚悟を 実行に
移すことの できる 実力
と、その覚悟と実力を制御す
る知恵
と、三つながらを併せて持たないと、いくさを
防ぎ民族と国家を長からしめることは難しいと思うの
である。
剣を打ち直して鋤とし、槍を打ち直して鎌とする 日
の近からんことを祈りつつそう思うのである。(イザ
ヤ書2:4参照)
2.世に 正義の 戦は ない
この人間の世界に正義はない。
我々のいう正義は、汚れた衣のようなものである。
(新共同訳聖書 イザヤ書 64:5 参照)もっとも、「汚
れた衣」といっただけではピンと来ない。しかし、新
共同訳聖書にいう「正しい業もすべて汚れた衣」の「汚
れた衣」はジェイムズ王欽定訳によれば filthy rags
である。これには「経血で汚れたぼろ」という訳があ
るそうである。
この世に正しい人はいないのである。
義人はいない。一人もいないのである。(ローマ人へ
の手紙3:10 参照) この世に正義や義人がないならば、
この世に義戦はない。だが、戦争の当事者たちは皆「自
分は正義の戦争をやっている」という。皆正義の旗を
掲げて戦う。そして「勝てば官軍、敗ければ賊軍」で
ある。この意味では国が百あれば正義もまた百ある。
以降は次回ニュースレターに掲載いたします。

2005年度 総会報告

9月17日(土)、市ヶ谷で2005年度コルネリオ会総会が
実施されました。2004年度の活動報告・会計報告と2005
年度の活動計画・予算計画及び役員人事があり、その
後感謝食事会、祈り会を持たせていただき、力強いみ
言葉をいただきました。
また、2005年度の活動計画、役員人事、会計決算及
び予算は以下のようになっています。異議のある方は
会宛て1ヶ月以内に申し立ててください。
2005年度コルネリオ会活動計画および担当者
1.2005年Interactionの祝福を受けて、今年度は主として
『現役自衛官のための励まし』を目的として、以下のような
活動を行う。
(1)毎月のコルネリオ例会で現役自衛官のために、励ましのお
祈り会(Conversational Prayer)を毎回行う。
(2)在日韓国軍人、在日米軍人等と国内でのInteraction を
活発に行い、コルネリオ会を国際交流の場として、魅力あ
るものとする(10月22日に横田MCFと行う)。
石川兄(後藤兄)、中野副会長
(3)聖書の学びテキスト『ストレス』を通して、聖書講解に強
くなり、聖霊に満たされるようにする。
この際、Inductive Bible Study を適用して、リーダー
養成にも努める。 今市会長

2.国内での以下の主な行事を開催する。
(1)自衛隊福音宣教会と協力して、自衛隊宣教大会を共催する。
今市会長、伊藤副会長、金牧師
(2)コルネリオ聖会またはコルネリオ修養会を検討する。
今市会長、伊藤副会長、加瀬兄

3.国外での以下の主な行事に参加する。
(1)2006 Interaction East Asia (韓国、8月末か9月)に参
加する。 加瀬兄、長濱兄
(2)English Camp(場所・時期未定) への参加を検討する。
中野(秀)兄

4.会計
(1)自衛隊福音宣教大会(金牧師)のために、献金を募る。
(2)防大聖書研究会(徳梅牧師)のために支援する。
(3)広報活動、特に新聞広告(キリスト新聞、クリスチャン新
聞、百万人の福音)などのために献金を募る。
(4)海外宣教師(下桑谷師、片山師など)のために支援する。
(5)コルネリオニュースレターの発行のために献金を募る。
長濱兄、中野(秀)兄、圓林兄

5.広報・連絡
(1)コルネリオニュースレターのメール発行を検討する
(年3-4回)
(2)ホームページを充実するとともに、E-mail を利用して連
絡を蜜にする。
中野副会長、圓林兄

6.渉外・組織
(1)国内の支援団体と協力して、コルネリオ会の組織力を高め
る。できれば関西支部(井草師)を発足させる。
(2)国外(AMCF東アジア地区Lei 副会長、ACCTSなど)とコン
タクトを保ち、関係を深める。
今市兄、中野副会長、石川兄

7.コルネリオ会員名簿を作成する。現役および退役自衛官
クリスチャンの入会を勧める。
今市会長、伊藤福会長、中野副会長、石川兄、全員

8.賛美チームを検討する。
加瀬兄、桧原姉

9.コルネリオ会事務所確保を祈りの課題とする。
伊藤副会長、金牧師

役員人事
名誉会長 矢田部 稔 監査 中野 秀知
会長 今市 宗雄 渉外 石川 信隆
副会長・総務 中野 久永 顧問 滝口 厳太郎
副会長 伊藤 忠臣 顧問 鈴木 建一
企画 加瀬 典史 教職顧問 金 学根
広報 圓林 栄喜 教職顧問 井草 晋一
会計 長濱 貴志
なお、今井健次兄は、永久名誉会長へ
2004年度決算
(2004.3.31~2005.9.17)決算
1 収入前年度繰り越し ¥2,000,603
献 金 ¥1,182,670
集会等参加費 ¥24,500
利息(郵便局定期貯金) ¥32,903
合 計 ¥3,240,670
2 支出 講師・謝礼費 ¥280,000
ニュースレター作成・発送費 ¥72,065
新聞雑誌広告費 ¥0
事務通信費 ¥89,695
慶弔費 ¥39,300
接待交際費 ¥80,198
旅費・交通費 ¥10,000
集会費
○聖会・例会会議費 ¥36,971
○防衛大聖書研究会 ¥0
雑費(振り込み手数料) ¥2,867
献金(国内教会・自衛隊宣教会等) ¥291,318
2005インターアクション支援金 ¥975,044
次年度への繰越金 ¥1,623,218
合 計 ¥3,240,676

2005年度予算
(2005.9.18~2006.3.31)
1 収入 前年度繰り越し ¥1,623,218
献 金 ¥500,000
合 計 ¥2,123,218

2 支出 講師・謝礼費 ¥50,000
ニュースレター作成・発送費 ¥50,000
新聞雑誌広告費 ¥50,000
事務通信費 ¥30,000
慶弔費 ¥20,000
接待交際費 ¥50,000
交通費(韓国Interaction参加) ¥250,000
集会費
○聖会・例会会議費 ¥40,000
○防衛大聖書研究会 ¥30,000
雑費(振り込み手数料) ¥10,000
献金(国内・国外宣教師) ¥100,000
予備費 ¥1,443,218
合 計 ¥2,123,218

2005 東アジア軍人クリスチャン研修会終了
2005 東アジア軍人クリスチャン研修会(2005
Interaction)が去る8月12日から17日まで高輪東
部ホテルで実施されました。
参加者は日本12名、韓国14名、台湾3名、米国6名、、
インドネシア1名、支援者12名(日本9名、韓国3
名)の計48名にのぼり、多くの恵みの中で幸いな交流
と学びがなされました。
愛する兄弟姉妹のお祈りとさまざまな支援に支えら
れました、本当にありがとうございました。
大会参加者の声は次回ニュースレターに掲載予定です。
今回の大会の決算報告を以下に掲載します。
不明な点がありましたら、お知らせください。
よろしくお願い申し上げます。

1 収入参加費(一部参加) ¥861,500
献 金 ¥62,390
コルネリオ会支援 ¥975,044
収入合計 ¥1,898,934
2 支出 宿泊費 ¥899,500
会議室・教会使用料 ¥126,000
送迎費・交通費 ¥137,190
食事・接待 ¥340,966
航空代支援 ¥200,000
献 金 ¥70,000
通訳者交通費 ¥5,000
飲料・紙皿等 ¥20,429
ツアー関係 ¥95,250
事務通信費 ¥4,599
支出合計 ¥1,898,934

東アジア軍人クリスチャン研修会参加者写真

祈りの課題
1防大聖研のためにお祈りください。
2イラクに派遣されている自衛隊員の安全のためにお祈り
ください。
3コルネリオ会会員の信仰が守られ、それぞれの職場で主の
御名が崇められる働きができるようにお祈りください。

皆様のご意見、ご感想をお待ちいたしております。
匿名でも結構です。自由なご意見をお寄せ下さい。
(編集子)

コルネリオ会(JMCF)
(防衛関係キリスト者の会)
コルネリオ会広報室
〒895-0041鹿児島県薩摩川内市隈之城町215-4-2-24
圓林 栄喜
電子メール: enrin@m9.dion.ne.jp
郵便振込口座00130-3-87577コルネリオ会
コルネリオ会ホームページ:
http://www.geocities.jp/samuel1/index.html

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