テーマ「主の働きをせよ」―2007.AMCFアジア大会
(16カ国 約300名が祈る)
会員 伊藤 忠臣
10月16日から18日の間、「‘07AMCFアジア
大会」が台湾台北市において16カ国,20カ民族以
上 約 300名の参加の下盛大に行われた。〔参加国;
バングラデッシュ、インド、インドネシア、マレーシ
ア、ネパール、フィリピン、シンガポール、スリラン
カ、ベトナム、キリギルスタン、アメリカ、日本、韓
国、台湾、モンゴル、中国〕
『全般』
大会は終始,女性予備役を含む若々しい賛美に導か
れ、参加者の90%を占める退役会員の心を触発し、
終始、英気溢れる雰囲気のもと実施された。 特に大
会ハンドブックが詳細かつ簡明に内容を網羅されてお
り、一読明瞭に必要事項が判読可能であった。
『メッセージ』。
一科目 1時間の内容は、賛美、祈り、関連聖句の
朗読、牧師紹介、とそれぞれ異なる人物が実行したの
で会員の心を弛めず、霊的に高め担当牧師によるメッ
セージに集中させ目的を達成した。
『分団討議』
初めての試みとして、参加16カ国を英語・中国・
韓国の言語別に6ヵGpに分けて
主題を次の2項に絞り、1Gp1テーマを1時間討議し、
成果を発表した。
1、 How to fellow the ‘God’s will to fulfill His work?’
2、 What’s the attitude of ‘Do the work of the Lord’
本討議は、『言いたい事は細大漏らさず言わせていた
だく』との態度が好感され大いに盛り上がった。一例
として、「聖書を読み、祈り、祈り、祈っている」との
お題目的解答では満足せず、「こんな事・・・・、あん
なこと・・・・・」を如何に解釈し、どう対処したら
よいのか・・〔結論は‘祈る’しかないのだが・・・〕
まさに現場感覚に溢れる現状のぶつかり合いであり、
真剣で刺激的であり、数年に一度はこういった大会を
実施する意義を高めるものであった。
『特記事項』
◎Don Snow氏(Accts=クリスチャン会
議・教育・奉仕活動協会で指導員として長年奉仕、日
本にも多数回来訪)が引退;
確固たる信念を堅持して、魅力溢れる笑顔と軽妙なト
ークで強烈に{Pray Pray Pray}と、
我々を叱咤激励し教導していただき、多大の成果を挙
げられた同志に、心からの敬意と感謝を捧げます。愛
妻とともに栄光の余生を送られる事を祈念します。
○ ツアー
大会終了後のツアーは最新の`101スクエアー
〔高さ500mの超高層ビル〕‘へ、また退職軍人
会での晩餐に招かれ、大型バス2台の参加者が楽し
んだ。
世界宣教大会『Mission、Vision、Passion 』に参加して
コルネリオ会会員 石川信隆
私は、この度8月14日(火)から3日間、横浜の県
民ホールで日本同盟基督教団の世界宣教大会に参加し
てまいりましたので、その証をさせていただきます。
その前に私は、教団の信徒理事として、8月12日(日)
の夜から、宣教戦略会議という同盟の宣教師10名の方
と国外宣教委員の方と一緒に川崎市の招待キリスト教
会(最近建築された 7 階建のビル)にも参加し、宣教
の現状と将来について話し合いの場を持ちました。次
の日の朝8月13日(月)の早天祈祷にも参加したので
すが、招待キリスト教会の早天祈祷は、趙先生のメッ
セージに始まり、祈りの時間にはうなるような聖霊の
渦が巻き起こり、なんともいえない爽快さを味わいま
した。このような物凄い祈りの時間を毎朝 6 時から 7
時まで持っていることにまず驚かされました。参加者
は約30名で、自分の祈りが終わり次第、仕事場や家
庭に帰っていくようでした。
いよいよ大会本番に入り、理事全員が壇上に立たさ
れ、大会テーマソングである『宣教の情熱を』という
歌を全員で賛美いたしました。参加者は教団始まって
以来の1500名以上ということで、心がひとつになって
行くのを感じました。
メインスピーカーである李東元(イ・ドンヲン)先生のメ
ッセージと趙南朱(チョ・ナムス)先生の通訳が一つになって
聖霊に満たされて 3 日間とも、とても熱情溢れるメッ
セージでした。
1 日目は使徒の働き13:1-3から『バルナバとパウ
ロの宣教』 について、World Visionをもつ(世界宣教
に目を向けた)教会になりなさい。またsimple な人が
神様に従うのですよ、という言葉が印象的でした。
2 日目は、創世記39:1-6から『 ヨセフの生涯』 に
ついて、真面目で正しいだけでなく、英知を持った人
(知恵のある人)になるように。そしてどこにいても
周りの人に『 祝福を与える人』 になりなさい、とい
う言葉が残りました。
3 日目は、マタイ9:35-10:1から『 かわいそうに
思う(共に苦しみを分かち合う)』 ことについて、一
つの例話を話されました。ある牧師がニューヨークで
レストランに入り、食事を注文しました。ウエイトレ
スが食事を持ってきてぞんざいにお皿をほーり投げる
ように置いていきました。その牧師は頭にきて怒鳴ろ
うと思いましたが、やっととどまりました。自分は牧
師だ。『相手の立場に立ちなさい』とメッセージをして
いるではないか。きっと彼女に何か事情があるに違い
ないと聖霊様がささやきました。やっと食事が終わり、
ここはアメリカだからチップを置かなければならない。
これくらいの食事だから 4 ドルが相場だろうと思いま
した。そしたら聖霊様がまたささやきました。10 ドル
置きなさい。いやあのウエイトレスに10ドルなんてト
ンでもない。いや10ドル置きなさい。心の中で押し問
答が続きました。しかし、聖霊様の言うとおり10ドル
を置いて帰ろうとドアを出ました。そしたらそのウイ
トレスが走ってきて、『この10ドルはチップですか?』
と聞きました。『そうだよ。取っておきなさい』とやさ
しく言いました。そしたらそのウエイトレスが泣き崩
れて、『実は昨晩夫が家を出て行きました』 と言いま
した。牧師は『わかりました。あなたのためにお祈り
をしましよう』 と手をとってお祈りしたそうです。
以上の例話ですが、このような状況下に私自身もレス
トランでたまに出会うこと、そして車を運転している
ときにも乱暴なバイクに出会うこと、また近所の犬を
飼っている人のマナーの悪さにも出会います。このよ
うに毎日の生活の中で心が乱される時、毎朝の早天祈
祷で聖霊様に満たされた祈りの時間を持ち、神の武具
を身に着ける必要を思い知らされました。また罪の悔
い改めと自分の使命と宣教の思いを新たにした大会で
もありました。
中国訪問記
コルネリオ会会員 滝口 厳太郎
9年前に于先生と楽しいシルクロードの旅をしまし
たが、今回も本当に楽しい旅でした。
日本側企画は LIEBENZERA MISSION。今回の旅行への
参加者は、日本駐在のドイツ人宣教師夫妻、日本人は
老婦人と、中高年婦人、私の計5人です。
英、中語共に堪能なドイツ人宣教師が北京空港に私
達の一行を迎えに来てくれました。その夜は、バック
パッカー用の東堂 (DAWN-TAWN)客桟に泊りました。部
屋の空間はスー ツケースを広げる場所が無かった位
です。宿泊料は多分1000円程度でした。
入国時にその国滞在中の宿泊先を書くのはどこの国
でも通例です。私はいい加減に「湖南省長沙」と書い
ただけですが、几帳面なドイツ人夫妻は「小さな欄に
全部明細を記入するのは大変だった」と後で話してく
れました。
話は飛んで、帰路北京空港での出来事です。空港カ
ウンターでチェック・インする時、私達の一行を日本
人とドイツ人とに分け、日本人3人を先に入れてくれ
ました。ドイツ人は、荷物を全部開けて15~20分
ほどの時間を掛けてチェックされました。その時私達
の荷物は開けられませんでした。
成田に着いた時、私のスーツケースの鍵がかかって
いないことに気づきました。「確かに掛けたはずなの
に」と思い、家に帰ってから良く調べてみました。す
ると、片方の鍵がこじ開けられていたのです。そちら
側の内部を良く調べてみると、鍵のかかる金属が半分
割れていました。このスーツケースは鍵が無いと閉め
られないタイプなので、開けたままになっていたので
す。幸い、品物は何もなくなっていませんでした。ド
イツ人宣教師は公式に、私は非公式に検査されたよう
です。
さて、今回訪中の目的地長沙では、私は現地で働く
若いドイツ人夫婦の家に泊めて貰いました。この家の
人が、他の家に分宿している日本からの一行全員のパ
スポートを集めて、警察に登録に行きました。「中国政
府は外国人を随分厳格にチェックするのだな」と思い
ました。
ここは21階建てプール付きの高級マンションで、
「隣は何をする人ぞ」といった感じの隣人の顔も見な
い集合住宅でした。100平方米程の広さで家賃は月
3万円程度。
私がホームステイしたドイツ人夫妻は、養護幼稚園
で奉仕していました。この養護幼稚園は、公立で、施
設・園児指導の両面とも日本より進んでいると思いま
した。孫息子もこういう環境で指導を受けられたらど
んなに良いだろうと思いました。
この幼稚園で教育を受けているある女の子(難聴)
は、90キロ離れた町から母親と長沙に来て、家を借
りてそこから通園しておりました。その母親が、今住
んでいる家を見せてくれました。立派なマンション群
の「地下室」に相当する場所で、幅1間奥行き1間半
位の窓もない狭い空間でした。炊事道具は屋外に練炭
コンロが置いてあるだけでした。建物の外には「ガレ
ージや物置で炊事をしてはいけない」と張り紙がして
ありました。これまでに何人もの人が一酸化ガス中毒
で死んだのだそうです。この母子は「物置」を又借り
して住んでいるらしいと私は思いました。
母親の話では、長沙で娘を教育している間に、彼女
の夫は別の女を作ってしまったとの事でした。その利
口そうな娘さんは、耳が不自由なのですが、来年から
普通の小学校に上がれるという話でした。娘さんもお
母さんも表情は暗くはありませんでした。
少し話題はそれますが、今や胎児の段階で視覚聴覚
障害児は判別出来るのだそうです。そして、障害児教
育施設では、それぞれの児童の将来を考えた職業教育
が施されているようです。ためしに、私は盲学校の男
子生徒にマッサージをしてもらいました。私は一昨年
左肩を打撲しました。自分では完治したと思っていた
ので何も言わなかったのですが、マッサージをしてく
れた生徒には悪い箇所が直ぐわかったようでした。
盲人の場合は卒業後の生活に不安は無いとのことで
した。けれども、難聴者には良い就職がなかなか無い
と言う話です。幼児からの養護教育などは、今回見た
かぎりでは日本よりも進んでいるようです。しかし、
そうした立派な養護教育施設の恩恵にあずかれる人の
数はごく限られているようだと思いました。
関西地区合同祈祷会報告
能勢川キリスト教会 井草晋一
(「コルネリオ会」関西方面 教職顧問)
関西地区での「防衛関係キリスト者合同祈祷会」が、
去る11月24日(土)にコルネリオ会主催のもと、
能勢川キリスト教会を会場に開催されました。
コルネリオ会の今市宗雄会長、矢田部稔兄、石川信
隆兄、伊藤忠臣兄、薮内隆志兄と、日本国際ギデオン
協会尼崎支部の河内常男兄、松嶋吉則兄及びアドラム
キリスト教会の野田詠氏牧師、そして能勢川キリスト
教会から私ども夫婦と2名の姉妹たち、合計12名の
出席でした。
開会礼拝では、野田詠氏先生(32歳)がご自身の
救いの証を交えて「イエスを人生の柱として」という、
チャレンジに満ちたメッセージを語られました。大阪
の100名を要する暴走族のリーダーで、何度も鑑別
所に送られる状況の中、自衛官のお兄さんご夫妻の祈
りによって回心し、神学校を卒業後、牧師となられ伝
道を開始して開拓7年目になるとのこと。現在、二児
の父として清掃関係の会社で仕事をしながら伝道牧会
に励むとともに、薬物中毒の青少年の更生のための世
界的な団体、「ティーン・チャレンジ・ジャパン」の理
事もしておられます。
ギデオン協会からは、聖書贈呈の働きが妨げなく進
むように、新規の会員が与えられるようにとの祈りの
リクエスト。また、何らかの方法で伊丹駐屯地の自衛
官に聖書を贈呈したいとの思いが語られました。コル
ネリオ会からは、防衛大学での聖書研究会の再開と会
員の獲得、また、2010年に成田空港のホテルで開
催される「東アジア軍人キリスト者大会」の祈祷課題
が出されました。防衛省内では 0.1% の割合と言われ
るクリスチャンの増加を共に祈りました。
今回参加された能勢川教会の姉妹の長男は、長らく
海上自衛隊の護衛艦で勤務し、この10月定年退官さ
れたとのこと。この兄弟の祝福を祈りました。
懇談と夕食会では、3年前の韓国での世界軍人大会
のビデオを上映し、また、最近レンジャー訓練を終え
た私どもの長男の写真や互いの団体の資料を見つつ、
幸いな一時を持ちました。
2010年 東アジア大会について
2010 AMCF East Asian Conference の開催が、
2007 アジア大会(10/16-19,台湾)期間中に行われ、台
湾・韓国・モンゴル・日本のMCF会長会議で日本へ依
頼されました。
役員会の結果、下記の計画で東アジア大会を行うこと
になりました。大会の準備を含めお祈りくださいます
ようお願い申しあげます。
1 時期 2010年9月3日(金)-5(日)
2 場所 マロウドインターナショナルホテル成田
(空港正面ゲート外柵沿い)
3 参加者 150名(通訳3、司会・賛美3、ACCTS8、
日本30、モンゴル5、台湾40、韓国60)
4 参加費
お知らせ
300$
1異動等される方は異動先を是非ご一報ください。
2ホームページアドレスを変更しました。ご確認くだ
さい。
JMCF)
(防衛関係キリスト者の会)
コルネリオ会広報室
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南5-33-8 2-33
電子メール:hidenobu-sayuri_enrin1211@y3.dion.ne.jp
郵便振込口座00130-3-87577コルネリオ会
コルネリオ会ホームページ:
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