東アジア大会を主催 !
コルネリオ会会長 今市 宗雄
2010軍人キリスト者の会東アジア大会をコルネ
リオ会が主催するに当りまして、その概要を御理解頂
き、会員が挙って主の栄光を現す好機と捉えて下さる
ことを祈っています。
大会構成のポイントは、①所要経費を原則全額参加
者負担とし、成田空港に近く送迎に便利なホテルを会
場に選定して少人数の管理要員でも運営可能にしたこ
と、②土・日を使い現役の参加を容易にしたこと、③
家族を含む会員の参加費は、献金をもって積立てる事
にしたこと、④日程をコンパクトにしたことです。
1 大会の目的
神を共に礼拝し、キリストイエスにあって私達が
一つであることの喜びを分ち合い、そして我々軍人
(自衛隊員)同僚に福音を伝道することにあります。
2 本大会のモットー
「 沖へ出でよ! 」(ルカ 5:4 )です。
主からの命令・指示を先行させる生きた信仰を
持たせ給え。
3 時期・場所
(1) 2010年9月3日(金)-5日(日)間
大会日程表参照
(2) マロウドインターナショナルホテル成田
HomePage: http//www.marroad.jp/
ホテルの無料シャトルバスが、JR・京成空港第
2ビル駅(27番乗場)又はJR・成田空港駅(1
6番乗場)とホテル間を30分間隔で運行され
ています。(所要 約10分)
4 主催・後援
(1) 主催:コルネリオ会
(JMCF:Japan Military Christian Fellowship)
(2) 後援:軍人キリスト者の会
(AMCF:Association of Military Christian
Fellowships)、(ACCTS)、日本自衛隊宣教会
5 予定参加者数
韓国60、台湾40、モンゴル5、米国8、
日本37、計150名
当会としては、これ以上を期待しています。
6 使用言語
日本語、韓国語、中国語、英語の4言語同時通訳
を設営します。
7 参加費
大人一人35,000円とし、家族分を含み献金の累計
をもって当てます。
参加費を含む場合は、振込み用紙に、その旨を明
記して下さい。
8 援助金
主催者側より、モンゴルからの参加者と米本国か
らのACCTSへ各200,000円を支援し、かつ参加費
は請求しないものとします。
経費見積参照
9 連絡先
jmcfusa@gmail.com中野久永(コルネリオ会副会
長)です。
以上ですが、最後に献金と新入会員の拡充を切にお
祈り致します!
[ 追記 ]
① コルネリオ会月例会を、第二土曜日の14時か
らJR高田馬場駅戸山口から7分程の新宿区大
久保3-10-1 マルエツビル2F集会所で
実施しています。
② 2008年度コルネリオ会総会を、マロウドイ
ンターナショナルホテル成田で6月14日(土)
11時~15時の間に開催します。
聖書に学ぶリーダーシップ(その7);具体例編 -サーヴァントリーダシップ-
コルネリオ会会員 伊藤忠臣
クリスチャンは受洗時「私の主はイエスキリストで
す」と誓った瞬間〔信仰告白〕から‘永遠の命’をコ
ミットされ,受洗者はこの世にいる限り‘愛の掟’の
実行をコミットしました。リーダーとして‘愛(アカ
ベー)’がなす行為の概念はその6(ニュースレター
No.113)で述べましたので、続編としてリーダーが日
常遭遇する事象への愛がなすべき具体的な行為を例示
します。
1. 忍耐;〔逆境の局面における〕自制を示す事
リーダーとしての私たちの仕事には〔以下リーダ
ーはと記述〕、組織の各部署で設定された基準〔訓練
基準や年度錬度目標〕と各構成部隊(員)の実際の
出来ばえの間にあるギャップをみて是正指導するこ
とがあります、その手段は感情的な行為ではなく愛
がなせる行為が要求されます。
〔具体例-1〕
新隊員教育修了式に列席するかっての先生方が口
にする言葉は、「あの子が短期間〔10週間〕で良く此
処まで成長するとは・・・」との感嘆です。自衛隊
では、特に基本訓練では明確に到達基準が示され、
卒業するにはその基準に合格する必要があります。
従って教官,助教やその補佐は結節(一科目)終了
時に、各人の錬度が基準に未到達であれば次の課目
に進む前の余暇を活用して補修を実施します。その
際の鉄則は「やって見せ、言って聞かせて やらせ
てみて 褒めてやらねば 人は動かず」を徹底実行
し、そこには鉄拳や罵倒ではなく補修者を応援しよ
うと外出を控えた同僚たちが、「頑張れ」と声援や。
見かねて自分も同じ行動をとるといった、補修生を
なんとか合格の域に引っ張り上げようとする同期生
愛が本人を鼓舞します、部下が自分の行動に責任を
持つように育て上げる指導陣の自制が利いた指導と
同期生愛の雰囲気が、自ずと成果となり人格形成や
使命の自覚に発展していくわけです。『自利は他利
なり』他人のことを利する為に働く事は結局自分の
指導力や本人の信頼につながります。
「具体例―2」
私の体験です。広大な演習場を戦車,大砲等々、全
ての装備品を使用する年度の訓練錬度を判定する検閲
時に受閲中の隊員が重要物を紛失しました。気が付い
てから数時間たった夕刻報告を受けました。指導陣と
訓練部隊の主要な者の捜索のための会議の間、私は約1
時間一人で熟慮しました。‘捜索する一人一人が責任
を持って自分の持ち場を這いつくばって集中できる限
度は2時間’と結論しました。私が指示した事は『部
隊が所定の位置についてから 2 時間、這って手探りで
徹底して探せ、各人自分の前から出ると確信して実行
せよ』「2 時間で発見できない場合は撤収し就寝せよ。
明日から見つかるまで何日でも探す」
全ての責任は私にあると腹をくくると、暗夜では、
当面数千人の隊員のやる気を 2 時間に結集させる以外
解決策はありません。陽が上がると望外の心理状態が
生じまた多々制約が出てきます。私には予感が働き自
信がありました。それは隊員を心から信用していまし
たから「必ず出る」との確信があったのです。1時間
40分後『発見』の報告がありました。
中国訪問記(その2)
コルネリオ会会員 滝口 厳太郎
長沙は毛沢東の出身地で、この街には巨大な毛沢東
像があります。この像の近くに、麓岳書院という中国
古代の官立大学があります。また、この近くに湖南大
学もあります。湖南大学は学生数3万人という巨大大
学です。
湖南大学外国語学部日本語科の学生と少し話をする
機会がありました。学習言語の選択は、学生が自由に
選べるのではありません。学生の成績によっては、学
校側から学習言語を指定される場合もあるそうです。
一番人気の高い英語科には、湖南省出身者が多いよう
でした。この学部には外国からの留学生も居ました。
「ここに韓国人はいますか?」と韓国語で聞いてみた
ら何人か居ました。皆、明るい表情でした。
休み時間に日本語科のクラスの学生と庭に出て話を
しました。このクラスは「外国語初級クラス」で、学
生達は未だ上手に日本語を話すことは出来ませんでし
た。でも、学生達は私と話が出来たことを大変喜んで
いました。彼らは授業開始の時間が来ると名残惜しそ
うに手を振って行きました。
湖南大学から少し離れた所に、100年ほど前にド
イツ人が建てた聾唖盲養護学校が有ります。私は聾学
校の生徒と話をする機会がありました。「日本の人が
こんなに私たちの事を思ってくれてるとは思わなかっ
た」と多く生徒が指話で言っていました。
指話で「日本」は、腕を前に出し三角を作り上を少
し空けます。指話で「ドイツ」は、頭の上に拳を乗せ
指を立てます。これは国際共通語です。何をイメージ
しているか考えてみて下さい。※
話は突然変わりますが、感覚的には、物価は9年前
よりも安いように思いました。北京と地方の差はあま
り感じませんでした。もちろん、北京は大都会ですか
らタクシー初乗り2.00元、地方都市長沙では1.
80元ぐらいの差はあります。
中国へ来た最初の日に慕田裕長城へ行きました。長
城の麓で、敦煌で買ったTシャツよりもしっかりした
ものを「ワンダラー・ワンダラー」と言って売ってい
ました。「ワンダラーとは1中国元か?」と聞いたら、
怒ったように「10中国元だ」と答えました。
先に書いた麓岳書院に、2500年前の王様の墓か
ら掘り出した銅製の鐘が50個ぐらいあります。この
銅鐘と、複製した石琴・21弦琴・笙・篳篥を使って、
4人の演奏家が合奏してくれます。聴衆の数とは関係
なく一曲30元~40元です。「これは安すぎる、気の
毒だ」と思ってCDを買いました。こちらは200元
で日本並のお値段でした。
道路はどんどん整備され、9年前にくらべると、現
在の中国は完全に車社会です。大都市は車で溢れてい
ます。人道も横断歩道にも「安全地帯」などはありま
せん。人間よりも車の方がえらいのです。車が来てあ
わてて走るのは日本から来た人だけです。車道にも人
間が歩いていて、中国人は車が来るのが見えると早く
から止まって動きません。
タクシーに乗っている時、信号が赤なのに右折した
ので、運転手に「こんな場合、右折しても良いのか?」
と聞いてみました。すると運転手は、「中国で交通規則
を知っているのは警察官だけだ」と答えました。
これに関連した話題ですが、中国人は「交通規則が
人命を守ってくれる」とは頭から考えていません。「命
は自分で守るものだ」と信じているのです。その点、
日本人は訓練が足りません。中国の交通事情に慣れて
いない同行の日本人女性を何度引き止めねばならなか
ったか私には記憶がない位でした。
もちろん、何度も交通事故を見かけました。そんな
時でも、中国人はパトカーを呼ぶような馬鹿はしませ
ん。パトカーを呼ぶと、事故の費用以外に余計なペナ
ルティーがかかるからです。
オリンピックを目指して市内にも郊外にも植樹が進
んでいます。何分やっつけ仕事ですから、大きな木の
根はしっかりとは張っていません。ですから、少しの
風ですぐ倒木になります。パトカーはこういう時に交
通整理のために呼ばれるのです。
ドイツ人達は車は持っていません。子供たちの送迎
にはタクシーを使います。中国人の運転は乱暴なので、
自分が運転していて事故にまきこまれるのを避けるの
が第一の理由、中国ではタクシー代が安いのが第二の
理由です。
母親の話では、長沙で娘を教育している間に、彼女
の夫は別の女を作ってしまったとの事でした。その利
口そうな娘さんは、耳が不自由なのですが、来年から
普通の小学校に上がれるという話でした。娘さんもお
母さんも表情は暗くはありませんでした。
少し話題はそれますが、今や胎児の段階で視覚聴覚
障害児は判別出来るのだそうです。そして、障害児教
育施設では、それぞれの児童の将来を考えた職業教育
が施されているようです。ためしに、私は盲学校の男
子生徒にマッサージをしてもらいました。私は一昨年
左肩を打撲しました。自分では完治したと思っていた
ので何も言わなかったのですが、マッサージをしてく
れた生徒には悪い箇所が直ぐわかったようでした。
盲人の場合は卒業後の生活に不安は無いとのことで
した。けれども、難聴者には良い就職がなかなか無い
と言う話です。幼児からの養護教育などは、今回見た
かぎりでは日本よりも進んでいるようです。しかし、
そうした立派な養護教育施設の恩恵にあずかれる人の
数はごく限られているようだと思いました。
※「陰の声」:「日本」は富士山、「ドイツ」はプロイ
センのヘルメットです。
献金感謝(2007.7.28-2009.3.23)
(次回に続く)
いつもコルネリオ会を覚えていただき感謝致します。
谷岡博志、山下和雄、吉田好里・美枝子、
矢田部稔・和子、大久保真道、玉井佐源太、
足立順二郎、広田具之、MEAK(韓国)、伊藤忠臣、
桧原菜都子、加瀬典文、新屋徳治、武宮啓夫、
松山曉賢、今市宗雄、圓林栄喜・さゆり、加瀬信吾、
河内俊介、長尾有二、花井米男、石川信隆
JMCF)
(防衛関係キリスト者の会)
コルネリオ会広報室
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