2017AMCF 東アジアInteraction(研修会)報告
コルネリオ会 会長 石川信隆
主の御名を崇めます。
私は、この度8月8日から12日までモンゴル・ウ
ランバートルの郊外のリゾートホテルで行われた
「軍人クリスチャン東アジア研修会」に出席して参
りました。
会議の目的
この会議の目的は、「キリスト・イエスにあって一
つ」(ガラテヤ3:28)のみことばのように、創造
主なる神様を共に崇め、共に励まし合い、軍隊の中
に福音を広めることでした。会議のモットーは、「キ
リスト・イエスの立派な兵士として、私と苦しみを
ともにしてください。」(第2テモテ2:3)でした。
Interaction は、若い世代に対する訓練・研修と
いう意味で、私は最初、森川兄が参加予定であり、
行くつもりはなかったのですが、日本から10名参加
して欲しいと言われ、会長としての責任から参加す
ることにしました。ところが、森川兄は羽田空港で
航空機のエンジントラブルに会い本会に参加できず、
結局日本から私1人参加しました。
モンゴルMCFの事務所と専任スタッフ
8 月8日夜ウランバートルの空港に着いたとき、
まずモンゴル副会長が私の顔を見るなり、すぐ捕ま
えてくれて、彼の車でウランバートルの
Centurion(モンゴル MCF)の事務所に案内してくれ
ました。部屋が 4 つぐらい、キッチンもあって 10
人ぐらいの若い男女が、Centurionの20周年記念の
準備をしていました。この事務所はレンタルかと聞
くと、いやすべて購入したと聞いてびっくりしまし
た。しかも、事務所には、専任のスタッフが10人毎
日勤務していると聞いてさらに驚嘆しました。スタ
ッフの費用は、すべて献金によると言っていました。
研修会場
8 月9日市内のホテルから郊外のホテルまで、バス
で約 2 時間半かけて移動しました。遠い、遠い、本
当にこんなところにホテルがあるのかと思いました。
モンゴルの大地は広く、凸凹道があり、インフラ整
備はまだまだという感じでした。しかし、ホテルの
中は会議場あり、立派な食堂もあり、外には子供の
遊び場や、バスケットボールの広場があり、周りに
はモンゴル特有のグル(天幕家屋)がありました。
秋山将補のこと
夕方から歓迎夕食会が始まり、世界会長および東
アジア会長挨拶がありました。食事の時、モンゴル
のEric大佐が、日本の自衛隊の「秋山」を知ってい
るか、と聞かれました。Ericはオランダのハーグで、
化学兵器禁止機関査察局(OPCW)に勤務し、秋山局
長の部下だったそうで、秋山局長をとても尊敬して
いると言っていました。あとで調べると、秋山一郎
将補は、防衛大 15 期生でこの査察局の局長を延べ
10 年間務め、この査察局が2013年にノーベル平和
賞を受賞して、秋山将補もノルウエーでのノーベル
平和賞の授賞式に出席していたことが分かりました。
会議内容
8 月10日第1日目の会議が始まり、Inductive
Bible Study ( 誘導的聖書研究)とConversational
Prayer (会話的祈祷)を学び、グループごとに討議
しました。その夜、National Report (各国報告)
があり、日本のコルネリオ会について、簡単な歴史
と過去・現在・未来の活動状況を報告しました。ま
たリーダーシップについて「指導者になるためには
弟子訓練が必要である」、また「軍人クリスチャン
は、キリストの学校の生徒である。」ことを学びま
した。
日本への感謝状
最後の夕食会の前に、閉会式があり、モンゴル会
長から日本へ感謝状を贈呈したい、といわれ、何の
ことかわからず、前に出ていきました。すると、1995
年に日本から木島正敏宣教師(防衛大17期生、現在
本郷台キリスト教会協力牧師)がモンゴルに来て、
イエス・キリストの福音を伝えてくれた。当時木島
先生は5人のモンゴル兵士に福音の種を蒔いてくれ
たが、その種が次から次へと継承され、22年後の現
在、モンゴル軍人クリスチャンが400人になった。
このことは、木島宣教師のお蔭である、と言われび
っくりしました。まさに「Big surprise ! 」 でし
た。
今後のAMCF東アジア会議の予定
夕食会の後、各国の代表が集まり、今後の会議の
打ち合わせを行い, 以下のように決まりました。
2018 Interaction (韓国)(10 月 9 日-12 日)
2019 Conference (日本)(8 月 15 日-17 日)
2020 Interaction (キルギスタン)
2021 Interaction (台湾)
2022 Conference (韓国)
2023 Interaction (モンゴル)
Interaction は主として若い世代の研修を目的
とし、Conference は 主 と し て お 互 い の
Fellowship(交わり、友好)を目的とするということ
です。
モンゴル成長の理由
なぜ、モンゴルが急速に成長したか?を聞きまし
た。それは、以前ソ連の影響を受けて社会主義だっ
たモンゴルが1992年に民主国家に替わり、宗教活動
も自由になり、Christian Crusade for Military の
メンバーが軍隊の各駐屯地を訪れ、宣教が自由にな
ったことだということが分かりました。モンゴルで
のキリスト教は、全人口の2%(日本は1%以下)とい
うことです。ウランバートルでの事務所でも週3回
聖書研究会を開催して、兵士らが夕方集まっている
そうです。
日本のコルネリオ会
日本も、モンゴルに倣って、イエス・キリストの
福音を、それぞれの場所で、種を蒔くことから始
めることが必要であることを、痛感しました。た
とえその時すぐに実がならなくても、忠実にいつ
も実行していれば必ずいつかは実がなることを信
じます。
「ですから、私の愛する兄弟たちよ。堅くたって、
動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい。
あなたがたは、自分たちの労苦が、主にあってむだ
でないことを知っているのですから。」
第1コリント15章58節
在主
聖書からの思い
コルネリオ会会員 今市 宗雄
今、自分が住んでいる環境は、宣教のために主か
ら与えられているものです。モーセは、神から「あ
なたの立っている場所は、聖なる地である。」(出エ
ジプト3:5)との召命を受け立ち上がりました。
私たちも、ここに思いをいたせば“すべての事に
ついて、感謝する”ことが出来るのではないでしょ
うか。そして、“いつも喜び”かつ“絶えざる祈り”
(1テサロニケ5:16~18)へと導かれるもの
と思います。
新年から、牧師の勧めでデボーションを次の様式
に変えて始め、分析が深まった気がします。先ず全
体を観察し、次いで神の現れ、罪、慰め、警告、従
順、模範に続いて適用そして本日の実践へと進みま
す。その後、榎本先生の一日一章で結びます。当地
に移り住み17年、家内と毎朝賛美と祈りと共に継
続しています。この要領だと、自然に神の視点から
の学びに誘われて御心を悟りやすい様に思います。
今年の目標聖句は、ローマ1:5「このキリスト
によって、私たちは恵みと使徒の務めを受けました。
それは、御名のためにあらゆる国の人々の中に信仰
の従順(Obedience that comes from faith)をもた
らすためなのです。」です。
聖書のみ言葉に従い実行して、その結果として主の
愛や自分の罪に気づかされるのです。家庭集会を持
たせて頂き5年目に入り、これまで述べさせて貰っ
た全ての必要とその不足とを日々思い知らされてい
ます。絶えず祈りながら忍耐し、主の恵みを信じて、
初めの愛(黙示2:4)に立ち返りつつ御霊よって
歩む(ガラテヤ5:16)毎日に感謝しています。
2019AMCF東アジア大会に向けた取り組み状況について
2019年AMCFアジア大会に向けてコルネリオ会と
して準備を進めています。まだ調整中の内容もありま
すが、現時点の状況についてお知らせします。
1 目的
神を礼拝し、主にあって一つとなり喜びを分かち
合い励まし合い、軍人キリスト者がともに福音に歩
めるようにする。
2 テーマ
御霊を消してはなりません。(Ⅰテサロニケ5:19)
3 開催時期・場所(現時点案)
横浜オンヌリ教会(会場)
横浜伊勢佐木町ワシントンホテル(宿泊先)
4 参加予定者
モンゴル10、韓国30、日本30、キルギスタン2
ウズベキスタン1、カザフスタン2、台湾20、
米国5、スリランカ2 約100名
5 参加費
30,000円(食事、宿泊代含む)
キルギスタン、ウズベキスタン、カザフスタンは免除
6 使用言語
英語とし、モンゴル語、韓国語、日本語に通訳
7 大会日程(案)
時 2019年8月
0630
0900
1030
1200
1230
1400
1500
1600
1700
1900
2100
15(木) 16(金) 17(土)
朝食 朝食
各国報告(Ⅰ) 各国報告(Ⅱ)
集会Ⅰ 集会Ⅱ
写真撮影 閉会礼拝
チェックイン 昼食 送別昼食会
横浜港ツアー
解散
開会礼拝
歓迎夕食会 夕食(中華街)
MEAJ集会 MEAJ集会
グループ祈祷 グループ祈祷
8 大会講師
現在調整中
9 祈りの課題
大会講師が早く決定するように、開催に係る経費
が満たされるようにお祈り、協力をお願いします。
近況報告
会員 中野久永
主イエス・キリストの御名を心から賛美致します。
コルネリオ会の兄弟姉妹の皆様へ、このニュースレ
ターを読んで下さっている皆様へ
ハレルヤ!中野久永です。前回からかなりの期間
が経ちました。この機会を与えて頂きました石川会
長をはじめニュースレタースタッフに感謝致します。
2015 年5月21日に愛する息子の光(あきら14歳)
を天国に向けて見送りました。主治医からは、「息子
さんの命は余命4か月です」と宣告された時は、自
分の頭をハンマーで力いっぱい殴られた気持ちで、
私の全てを失い生きる気力を失い、自ら命を絶とう
とも考えました。このことは同じ経験をされた方で
ないと理解できないでしょう。
しかし、コルネリオ会の皆様や世界中のクリスチ
ャンが熱心に光の闘病中、神様に祈って下さいまし
た。この時ほど祈りのパワーを感じたことは、今ま
でありませんでした。
私と妻は、日本の住民票を米国サウスカロライナ
(SC)州に移して生活を始めました。誰がこうなる
ことを予期することができたでしょうか。神様のな
さることは、全てが偶然的な出来事ではありません。
これら私共に起こった出来事は全て必然的であり、
神様のご計画であるという事です。キリスト者であ
るという事は、この事を全て受け入れ、神様から生
かされている命を主に捧げて生きる事です。
この事が理解できたのは、ローマ人への手紙第12
章9節から21節にあり、特に12節のみ言葉である
「希望をもって喜び、苦難を耐え忍び、たゆまず祈
りなさい。」から教えられたためです。
私共は現在、SC 州のグリーンビル・スパタンバーグ
というところに住んでいます。バイブルベルトと言われ
るほどあちらこちらに教会が非常に沢山あります。日曜
日のアルコール販売が今でも禁止されている地域もあ
ります。そのような中、米国AMCFのスタッフのワー
ド&ジュディー・バーシー御夫妻を通じてイースト・サ
イド・長老教会の礼拝に出席しています。
また、日本のギデオン協会から米国ギデオン協会
に移籍をしてギデオン聖書贈呈を現地メンバーと一
緒に行っています。
さらに、最近、刑務所伝道を始めました。教会の牧
師先生とクリスチャンアカデミー学校長の推薦をいた
だき、身元調査、書類審査、刑務所幹部責任者及び刑
務所チャプレンとの面接試験を受け許可されました。
神様は、本当に素晴らしいですね。この世に命あ
る限り、あらゆる機会を設けてグッド・ニュース(神
様の福音)を伝えて行きたいと願ってやみません。
最後に、2年後に予定されているAMCF東アジア
大会の為に今から準備をして、祈っていきましょう。
献金感謝(2017.4.1-2017.11.30)
いつもコルネリオ会を覚えていただき感謝致します。
また、アジア大会に向け個人・団体関係なく献金を募
っています。ご協力の程よろしくお願いいたします。
郷家一二三、滝口厳太郎、西澤邦輔、倉松功、下桑谷玲子、
大沼薫、飯塚正実、玉井佐源太、本名悠也、石井克直、
西村千恵、萩原洋聡、中岡一秀、狩野和夫、檜原菜都子、
瀬在道晴・米子、吉田靖、山下和雄、圓林栄喜・さゆり、
今市宗雄、北川政雄、石川信隆、松山曉賢、矢田部稔
振込先
ゆうちょ銀行 コルネリオ会、00130-3-87577
三菱東京UFJ銀行 ジエーエムシーエフ
店番505 和光市店 口座番号0385701