ニュースレターNo.45(1985年9月)

アジアの友

「詩篇155篇」
先日フィリピンのOCU会員という人から電話
があった。フィリピン国防軍の大佐で麻薬関係の
研修のため日本に来ているという事であった。早
速お訪ねした所フィリピンOCUは最近結成され
たそうで(本年6月)その会長からの手紙を持っ
て来ておられた。それには結成の挨拶を兼ねて日
本OCUの会則があったらはしいという旨があっ
た。会則なら米国等のもっと完全なものがあるの
ではないかと言ったが米国のものは長すぎて適さ
ないとの事で,コルネリオ会の会則を英訳して送
る事になった。フィリピンは元々カトリック教国
であるがプロテスタントも多数おり, 1,000人位
の会員は集まるだろうという話であった。カトリ
ックとプロテスタントの信者は歴史的にも仲が良
いとの事で,教義上の細かい点では異なる多数の
集団からなっている現在の日本のキリスト教界に
おいてもこれらのことは大いに参考になると思わ
れた。来年の日本での東アジア大会にも何人かの
代表を送り出せるだろうとの事であった。
東アジア大会Iこついてはアジアの7ヶ国に対し
て実施計画の第一報が既に送られ,その返事が続
々と集まりつつあることは別載のとおりであるが
シンガポールからは-ウ氏から返事があった。先
のシンガポール大会で非常にお世話になった方で
あるが,日本の実情をも良く暴知の上で日本での
大会を待望しておられる様子がうかがわれる。シ
ンガポールでは宣教活動も盛んであるし,特に若
い層が活躍している事が頼もしい。軍人の停年も
早いようで将軍と言っても年令の若い人が多い。
又OCUの役員にしても交代がはげしく若い人達
がどんどん進出している様子である。
工業的経済的な発展も目ざましいが,国が小さ
いので国防的に見ても回りを取巻く国との関連と
調和を重視してその安定を保っている様子で,超
大国の間にはさまれた我国の環境と似ているよう
である。
韓国は今やキリスト教国として大発展をしてお
り昨年の世界大会でも或る点では今までになかっ
た大規模な大会であったが, OCU会長も今回交
代した様子である。新会長とは昨年の大会以来の
面識でもあるし万事好都合な事と思われる。来年
の大会にも50人位派遣出来るという事で,予想は
していたものの責任の重大さをおぼえる。この人
達と交りつつ我々コルネリオ会員も大いに活躍し
てもらう事になるので,そのた埠に祈ると共に多
くの会員が集まりやすいよう大会運営を考えなけ
ればならない。
この大会に集まる外国の客は殆んど日本語が通
じないし,英語も不十分な人達も多くいるので,
その中で祝福のうちに主にある交りが出来るよう
方法を考えなければならない。先のシンガポール
大会の時の例によると晩藤という時間があり,そ
こでは各国人がまざったグループに別れて交りと
祈りをしたのであるが,私の入ったグループはシ
ンガポール人2名,インドネシア人1名,米国人
1名と日本人2名とであった。その中のシンガポ
ールの若い陸軍大尉がてきぱきと司会をされた。
シンガポールの教会ではこのような聖書研究が盛
んなそうで,その点馴れており,自分の信仰をお
しつけるのでもなく,一つの問題についても色々
な方向から考えていこうというやり方のようなの
で,我々年配組は言葉の不自由なのも超越して面
白い聖研が出来た。言葉一つ間違っても意志が通
じないので重要な所は一語一語手振りも入れて確
め合うという具合でそれを通して各人の考え方信
仰の細かい多様性までわかるという状態となり,
心からの深い交りが出来た事はこの大会での一番
の思い出となっている。この場合各国人からなる
人員の組合せと司会のやり方については工夫がい
るようである。
そして信仰は観念的なものではなく,生活に密
着した人生そのものであることを知る事が出来た。
来年の東アジア大会には多数の日本のコルネリオ
会員も参加することであろうからアジアの福音や
諸問題についても忌博のない話し合いを通して互
の信仰を深め交わることが出来るのではないかと
待望している。
「見よ兄弟が和合して共にいるのは,いかに震わ
しく楽しい事であろう」 (■詩133. 1)

日米合同集会

定例の日米合同集会を下記によって行います。
来年8月のAMCF東アジア大会の先駆として在日
米軍OCFの人達との交りのうちにアジア大会の
計画についても色々話合いたいと思っております
ので,多くの方々の参加を歓迎致します。特に関
東一円の方はど家族同伴でお集り下さい。

日時 1985年11月23日(士) 10.00-15.00
場所 東京港区 新山王ホテル
〔渋谷からN185バスで天現寺橋下車
進行方向左側〕
行事 奨励,あかし,自己紹介,会食,交歓
費用 約2,500円

AMCF東アジア大会について

㊥準備会
本年6月以降の大会のための準備会をつぎのよ
うに行った。
日  時
6月14日(金)
6月21日(金)
7月6日(士)
7月12日(金)
8月16日(金)
9月2日(月)
場  所
新屋徳治師宅
(下落合)
長橋和彦兄宅
(大久保)
米軍横田基地
新屋徳治師宅
長橋和彦兄宅
長橋和彦兄宅
㊥大会日程について
次表のように決定した。
主要議題
日米合同集会につ
いて
取合計画について
日米合同集会につ
いて
講師,日程,渉外
について
会場,通訳,献金
について
テーマ音楽,讃美
敬,日程
1 986年AMCF棄アジア大会
日程表
8月 土m�8金 等7�10日
6 7 8 9 10 ll 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 �
早天祈再会と 朝食 剪ゥ食
聖書■講演
休憩
昼食
到着と受付 俾冰(鳧ュB �
国際報告会 �9> ハ乂r 磯ik �xリ橙�
開会礼拝 俾冰(鳧ュH,b 皦,� .佰 �'”�送別礼拝
歓迎夕食会 �「 uケ �送別夕食会
自由時間と主にある交わり
/1
夕べ.の祈り
㊥棄アジア各国からのメッセージ
都内の教会 に於ける礼 拝に参加
1.皐国 OCU会長海軍大将(退役)金栄寛
ハレルヤ,主イエスキリストのみ名によって,
先ず1986年の東アジア大会が日本で行なわれる
事になった事お祝申上げます。またこの大会の開
催のため労しておられる貴国の全会員の上に心か
らの敬意を表します。同時に1984年の韓国の世
界大会が神の恵みと全国から集められた人達の助
けによって成し遂げられた事について感謝致しま
す。韓国O CUの退役士官連盟は毎週金曜日に朝
食祈再会を持っておりますが,我々は隔週毎に
1986年に開かれる日本大会のために祈り続けて
おります。我々は特に日本大会を熱心に待望して
おりますし,この大会に出席を希望している人の
数も我々の予想を超えているように思われます。
現在出席希望者は現役士官15名,予備士官35名で
合計約50名おります。しかし現役の士官が韓国外
の大会に出席するためには韓国国防大臣からの特
別許可を必要とする事になっております。このよ
うなわけで現役士官が出席出来るように貴会から
の招待状に現役士官の出席を必要とする旨を強調
して頂けたら幸と存じております。
神の大きな恵みと平安とが貴会全会員とど家族
の上Iこありますように。
2.シンガポール  陸軍大佐(退役)ジミー・-ウ
私があなたをおぼえて祈っている事を知っても
らいたい。 1986年には日本OCUがアジア大会
を主催して下さる事を開いて喜んでいます。
我々は喜びをもって貴国OCUについて更に進
んだ計画が出来る事を待ち望んでおります。
我々がもう直ぐ再会出来る事を神は喜んで下さ
るでしェう。
私の愛を日本にいる皆様に伝えて下さい。
神の豊かな祝福がありますように。
主の愛にあって。
3.マレーシア  陸軍中佐 ゴブン・パー
日本O C Uのすべての兄弟姉妹に対し尊い救い
主イエスキリストのみ名によって熱い親愛を表し
ます。我々マレーシア国に多くの関係がある美し
い日本国で次回のAMCFアジア大会を開くという
感激的なニュースを知らせる手紙有難うございま
す。貴国大会に出席を希望する人の数は4人で次
のとおりです。
ゴプン・パー陸軍中佐夫妻
ショー・アイリョン空軍少佐夫妻
主のもとこの偉大な会議の組織化のために奉仕
の労をとっておられる方々のために祈っておりま
す。これは大きな行事であり,主なる神のみが助
ける事の出来るものです。何となれば我々は主の
御栄光のために実施するからです。主をあがめよ。
主のお恵みを祈ります。 -レルヤ
4.フィリピン  OCU会長S,C.7}レチラノ大佐
エスパルチネッ牧師からお手紙を受取り,返事
をするようにと言われました。
それは私が神の恵みと兄弟達の声とによって本
年6月新しく結成されたフィリピン軍のクリスチ
ャン将校会の会長に選出されたからです。
我々は1986年8月のAMCF東アジア大会に対
する貴据待状Iこついて考慮しております。経済条
件が許せば多分1名乃至2名の代表を送り出せる
と思っております。我々の事を考慮して下さって
有難うございます。
主の恵みが豊かでありますように,又我々の軍
に所属する人達の間で主のみ言葉の学びが促進さ
れ,且つクリスチャンとしての交りが清澄になり
ますようIこ祈って下さるようお願いします。
5.香港   M.チェスター大尉
東京で1986年8月7-10日行われるAMCF東
アジア大会への招待有難うございます。不幸私は
その時英国に転属となるので,英国OCU本部に
その事報告します。そこから直接お返事する事に
なると思います。この大会に参加する機会を持っ
て共に成功の喜びを持ちたかったのですが残念で
す。すべての参加者の上に良い時となりますよう
祈っております。
㊥今後の準備のため検討を要する主な事項
1.日程手順について
大会を成功のうちに行うためにイま更に日時をふ
んだ実施手原を作成する必要があり,特に外国客
の空港到着から空港から出発するまでの行動につ
いて人員の配置等リ-ーサルを含んだ準備をしな
ければならない。
2.進行計画について
自由時間にはとかく同国人だけで集まることに
なりやすいので,各国人との交わりが出来るよう
G,C日本人会員が配慮しなければならない.
3.讃美について
大会テーマ音楽は既に着手されているが会衆讃
美のためIこも大会にふさわしい国際的な讃美歌を
選ぶ必要がある。又,集会の合間に出来れば国内
のゴスペルホークグループ聖歌隊等の奉仕を頂け
るよう祈っている。
4.国内見学
遠来の外国参加者は,大会後日本観光を希望す
る人達もあると予想されるので国内旅行会社への
斡旋連絡を行なわなければならない。
5.ガイドブックの作成
大会全般に関し,又市内外出に不自由のない程
度のガイドブックの作成が必要である。
6.参加費について
従来の国際大会での前例をも考慮して今回は宿
泊費として外国人1人100ドルの徴集を予定して
いる。
㊨ボランティア募集
今回の東アジア大会はコルネリオ会としても多
数の外国人客を接待する始めての大会やあるが,
数回行なわれるメッセージについては既に教職の
方々のど好意により満たされていることは感謝で
ある。又出席するコルネリオ会員は大会当日には
殆んど全員の方に奉仕の役割を持って頂く事にな
ると思われるが,大会前後にも色々な業務がある
ので,そのためのボランティアとして,会員,家
族,所属教会の教会員を含めて次のような御奉仕
をお願いしたい。
1.大会日程進行のための業務
進行係,案内係,接待係,司会係,通訳係 等
2.外国客到着までの案内
外国客は数ヶ国から何回かの飛行便で来日する。
特に韓国,シンガポールからはまとまった人数で
到着するので,ターミナルから会場までの輸送を
誘導する。
3.教会への案内
8月1 0日の日曜日には市内各地の教会-分散
出席するので,教会-の誘導,昼食のあっせん
解散までの世話をする。
㊥ 献金の状況
東アジア大会献金の8月末までの状況を図に示す。
棒線は各月の献金額,曲線は各月の異音怯示す。
万円
80
60
40
20
0
1 2 3 4 5 6 7 8 9 月
・献金者芳名(敬称略,順不同)
5月 飯塚正美,石坂朝弘,望月錦吾,三島滋,
今井健次,谷岡博志,瀬崎肇,井島幹夫,
藤田勝男,武田貴美,今村和男,道東信千代
6月 山中朋二郎,大橋忠通,玉井佐源太,
今井健次,下乗谷浩,安永稔,井島幹夫,
マクドナルド
7月 伊沢勲,中野正治,峯崎康息,山野恒二,
今井健次,今井崇博,望月錦吾,矢田部稔,
滝口巌太郎,峯野龍弘,山口利勝,山下貴久,
足立版二郎,長橋晴子,威令三郎,海野幹部
8月 足立腋二郎,今井健次,小山田光成,
石川信隆,長橋晴子,下乗谷浩
㊨ 会員からの通信が多く来ておりますが次号に
のせます。

コルネリオ会事務局(JOCU)
東京都東村山市富士見町2- 12– 34
TEL 0423-93-6902
振替 東京3-87577
(発行責任者 今井健次)

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