
2002AMCFアジア大会を終えて
コルネリオ会会長 防衛大学校教授 石川信隆
主の御名を賛美申し上げます。
主のお導きと御祝福により、2002年防衛関係キリスト者会アジア大会(8月15日−17日)を成功のうちに、無事終えることができました。大会には日本を含め世界12カ国から約240名の方々が参加して下さいました。大会を導いてくださった主に感謝をお捧げいたします。
そして、大会のために絶大なるご協力を頂きました皆々様にコルネリオ会会員一同、改めて、心から感謝申し上げます。神様は、皆様のご支援のすべてを見事にこの大会のために用いて下さいました。熱心なお祈りとご奉仕、貴い献げものや大会へのご参加、多くの犠牲などなど、どれが欠けても大会は成功に至らなかったと思います。また、6名の講師の先生方のメッセージは、今大会のテーマ
「聖霊を受けなさい。ヨハネ20:22」 にふさわしく、聖霊の力に満たされた素晴らしいものでありました。それは今後、私たちの歩みの指針となり、世界の軍人たち、日本の防衛関係者への伝道の励みとなることでしょう。
また、森 祐理さんのコンサートでは、祐理さんの天使のような歌声に心が洗われ、その賛美を通し、参加者一同の心が主にあって一つになっていくのを感じました。
私たちのコルネリオ会が属しております世界組織のAMCF(Association of Military Christian Fellowships)のモットーは、「All one in Christ Jesus. あなたがたはみなキリスト・イエスにあって一つだからです。ガラテヤ3:28」
の御言葉です。大会中、参加者一同が主の前に静まり、御言葉を聞き、悔い改め、主を賛美し、和やかな友好の交わりが持たれている光景を目のあたりにして、この御言葉が実現していることを実感いたしました。かつては敵同士であった国々の軍人や防衛関係者がイエス・キリストにあって一つになれたのでありました。大会の最後に趙 南洙牧師が、“聖霊の人が歴史を変えます。皆さん、それぞれの国で聖霊の人になって下さい。”
と力強くメッセージされました。
コルネリオ会は、小さな群れでありますが、聖霊のお力をいただいて、今後とも主のため、防衛関係者への福音伝道のため、また世界平和のために労していく所存でございます。引き続き皆様のご支援とお祈りをお願い申し上げます。
開会礼拝風景
コンサート風景
コルネリオ会の道
コルネリオ会名誉会長 工学博士 今井健次
今回の第3回アジア大会は、素晴らしいお祝福のもとに終了した。生きて働かれる全能の神のお導きが、目の前に見えるようであった。
クリスチャンとしてこの世にある限り、一人でも多くの人に福音を宣べ伝えることは、イエスキリストの宣教命令である。しかし、我々はそれだけでなく、他にも主から託された使命があるのではなかろうか。
現在のコルネリオ会(JMCF)の出発にあたっては、旧陸海軍の軍人クリスチャン達の熱い祈りと助けがあった。発足以来は、外国のクリスチャンと交わりが多く、特に米国の軍人クリスチャンの集会、米国OCFとの交わりを通し、又その「グループ聖書研究」方式によって学びをした。この集会での聖書研究は牧師や宣教師やチャプレン等の教職者に頼るのではなく、信徒の会員のみで行うもので、この方式が盛んに行われてきた。それは、教理や神学のみを重視するのではなく、聖書を直接読み会う事を通して、その中から直接主の導きを感ずるということであった。コルネリオ会でもその流れを汲み、現在でもその習慣が守られている。日本では戦後に素晴らしい憲法ができ、その債務をも負っているので、他国の軍人クリスチャンとは、理想が同じではない。旧約聖書の予言には「国は国にむかって剣を上げず、再び戦いのことを学ばない。」(ミカ書4-3)とあり、他の箇所にも同様な御言葉が色々書かれてある。これは、全宇宙を創造し、地球を支配しておられる全能の神の啓示なので、人類はこれを守らなければならない。しかし、現在これを国是としている国は、キリスト教国ではない日本だけである。今後の国際条理における、我が国の使命は大きいと言わなければならない。
温古知新(古きを尋ねて新しきを知る。)
コルネリオ会会員 滝口厳太郎
私が最初に参加できたMCF大会は’81年のシンガポール大会であった。会場は青少年訓練施設で二段ベッド、トイレは仕切りが無くコンクリートに穴が空いているだけであり、シャワーを使うと暖かいお湯が出てくるが、それは熱帯ゆえに地面が自然に暖まり熱くなっただけで暫く使うと本来の温度に代わった。然し大部屋ゆえ多くのアジアの信仰の友と心のふれあいを得る事ができた。第1回東京大会はこの頃から’86年開催を望まれていた。しかし日本は無理と言う意見が支配的であった。このため’83年3月21日の休日に開催可否を決める総会を予定した。ところが、当日緊急の公務で企画した当人が総会に出席不可能となった。代わりに家内が参加してくれた。以下は家内からの聞き得た内容と、最近発見した古い資料からの第1回大会実施決定の様子である。
当時の今井会長の奨励はヨシュア記3章から、『祭司(コルネリオ会員)が契約の箱を担いで前方を進むと民衆が後をついてくる、祭司の足が水際に浸ると不思議が起こる。生ける神がカナン人アモリ人等(反対者)を追い払われる。』
この日の出席が確認されている方でこの総会後再びお目にかかれない方が何人か居られる事から,メッセージどおりになった事になる。資料にある意見はどちらかと言うと反対論が主流である。賛成と見なされる意見は弱弱しい。
第1回大会はこのような環境の中で行われた。シンガポールのふれあいと調和のある大会と比較すると、第3回大会は比較にならない豪華で素晴らしい大会であったことを感謝する。但し今大会で心に残したことは海上自衛隊関係者の姿が見られなかったことである。MCFは陸海空の調和があって初めて意義があるといえる。祈り努力して行きたい。
何事でも神のみこころにかなう願いをするなら,神
はその願いを聞いてくださるということ、これこそ
神にたいする私たちの確信です。ヨハネ5:14
アジア大会を振り返る
コルネリオ会会員 矢田部稔
3回とも必死であった。そして3回とも大きな恵みを受けた。日本におけるアジア大会の第1回は1986年、第2回は1995年、それに今回の2002年である。その間隔は9年または7年である。
1986年の日本大会(日本としての第1回)は、実施4年前の1982年コルネリオ会総会で、日本の担当を決めた。1984年には準備委員会が発足し、私が委員長となった。しかし、その時私は静岡県富士学校で勤務中であり、引き続き大分県の部隊に転勤となり、合計4年の単身赴任の間、実施年の3月まで東京近辺から遠くあった。
在京の少数メンバーが目白の新屋徳治日本聖書神学校長宅や新宿の長橋和彦・晴子兄姉宅をお借りして準備を重ねた。後に述べる第2回大会と比較すると、会場に関しては、迷うことなくグランドヒル市ヶ谷と決めることができ、この点に関してはすんなりと運んだが、なにしろ最初の国際大会であり実質準備委員は大変なことであった。
次の第2回大会では会場が決まらず、大変な苦労をした。最初にグランドヒル市谷に断られた。その後、千葉県幕張のホテル、長野県の研修センター、晴海のホテルと概定したのち、池袋のサンシャインホテルに落ち着いた。
長野県の研修センターでは、前年のほぼ同時期に研修会を開いて準備を本格化したし、幕張のホテルや晴海のホテルについてもホテル側と交渉し準備委員とその夫人たちが実地検証をした。サンシャインホテルに決まったのは実施年の5月で、阪神大震災の恐怖が残り、また丁度オウム真理教の麻原彰晃が逮捕された頃であった。これら4施設の他に、準備委員が揃って出かけることはしなかったが、準備委員などから情報を受け、私が交渉に出かけたところは、代々木青少年センター、新宿のホテル、青山のホテル、青山の国連大学、池袋の研修センターなど多数であった。
さて、いよいよ第3回大会である。会場が早くから決まったことは準備を順調ならしめた。市ヶ谷会館に事務所を置く団体に勤務する伊藤忠臣元陸将(旧姓松園)(幹部候補生学校長や師団長を歴任)がメンバーとして2001年秋から加えられたことは何と幸いなことであったか。祈り深い石川会長ご夫妻の熱心と献身が準備を促進した。本稿は、本来この第3回大会について感想を述べるべきと思うが、それは他の方にお譲りして、私は詳述を省かして頂きたい。
言語が通じない者達であっても、信じる者が「集まる」こと自体の意義が大きい。しかし、全国の会員諸兄姉全員が「集まる」ことは実現しない。今回遠路の参加者は仙台からの松山暁賢兄のみであった。「集まる」ことのできなかった方に手っ取り早くそれに近づく有効な方法は、大会第2日目夜の森祐理コンサートを記録したテープを聞くことであると、敢えて申したい。
歌も語りも素晴らしい。彼女の存在から感動を受ける。NHKに出演を続けていた頃のある朝、突然声が出なくなった。その病を克服し、今や多くの言語を駆使し美しい声で各国参加者に共感を与えていること、阪神大震災で弟さんを失ったが被災者への励ましを続け、海外諸国のツアーや全国の刑務所慰安・伝道に従事していること、ご自分が兵士であり、主を賛美するという武器を使って敵と戦っていること、初めて接する防衛関係者に対する真剣な取り組みやコンサート直前の時間においても別室で祈るその真剣さから生まれたコンサートであった。気分転換の単なるアトラクションではなかった。
大会報告書がいずれお手元に届くでしょう。勿論大会を再現するのに報告書は役立つでしょう。しかし、これまで3回のアジア大会を通じて、最も効果的に「AMCFの集まり」に接近できるのはこのテープではないかと思う。月井牧師の司会から最後の音楽事務所の挨拶まで聞いてほしい。1回ではなく何回か繰り返して聞くことになるでしょう。そして周りの方々にも聞いてもらうことになるでしょう。
コルネリオ会会則の改正について
先回のニュースレターで会則の改正について案内しましたが、改正後の会則について以下に掲載します。
コルネリオ会(防衛関係キリスト者会)会則
1959年 5 月23日 制定
1979年11月18日 改正
2002年 6 月15日 改正
第 1条 本会は、コルネリオ会と称し、JMCF(Japan Military Christian Fellowship)と略称することができる。
第 2条 本会は、防衛関係者及びこれを支援するキリスト者が共に聖書を学び、キリストを信ずる信仰と交わりを深め、キリスト者としての証しを立てると共に、各々その使命の達成に寄与することを目的とする。
第 3条 本会は、超教派を本旨とし、キリストを信する者は、旧教、新教或は無教会の別を問わず広く包含するものとする。
第 4条 本会は、第2条の目的を達成するため、次の事業を行なう。
(1) 聖書研究会、修養会、祈梼会、講演会等の集会の開催
(2) 機関誌及び会員名簿の発行
(3) 外国MCF(OCF、OCU)との交流・連けい
(4) その他必要と認める事業
第 5条 本会の会員は、会員は、正会員、準会員及び賛助会員とし、それぞれは次のうち本会の目的に賛同し入会の意志を表明した者とする。
(1) 正会員
自衛隊員(自衛隊を退職した者を含む)
であるキリスト者
(2) 準会員
ア.自衛隊員 (会員となった後に自衛隊を
退職した者を含む) である求道者
イ.正会員の家族であるキリスト者または求道者
(3) 賛助会員
本会に支援・協力するキリスト者または求道者
第 6条 不適格な会員は、除名されることがある。
第 7条 本会の役員として、会長1名及び役員若干名を置く
(1) 総会は、正会員の中から会長及び役員を選出する。
(2) 役員会は、会長及び役員によって構成し、第2条の目的を達成するため、会務を執行する。
(3) 会長は、本会を代表し会務を統轄する。
(4) 役員会は、会長を助け会務を分担するため、役員の中から総務、会計、広報、渉外の各係を指名する。
(5) 役員会は、必要に応じ、副会長、幹事(各係の事務を総合調整する者)或いは(4)の各係以外の係を指名することができる。
第 8条 役員の任期は、1年間 (任期末頃に総会が開催されない場合は次に総会が開催されるまでの期間)とする。ただし、再任をさまたげない。
第 9条 本会に顧問を置くことができる。また、特別な正会員に対し名誉会長及び名誉会員の称号を与えることができる。
第10条 総会は、毎年度おおむね1回開催し、重要な会務の報告、役員の選出、会則の改正、その他重要な事項の審議を行なう。
第11条 総会の議決は、出席正会員(委任状を含む)の多数決による。議決された事項のうち役員の選出はそのまま発効し、役員選出以外の事項は通知されて1箇月後までに総会欠席正会員から異議の申し立てがなければ発効する。
2 異議の申し立てがある事項については、次期総会で再審議をし多数決により議決する。この場合は、そのまま発効し再審議を重ねることを要しない。
3 総会に欠席した正会員の意義申し立ては文書により行なう。
第12条 本会の地方支部を、各地の駐屯地・基地・隊等、或はそれらのブロック等に設けることができる。
第13条 本会の必要とする経費は、会員の献金、その他をもってあてる。
<会計報告>
大会前の懸案でありました、必要経費の不足につきましては、まだ報告書印刷、送付等の業務が残っておりますので決算は次号に報告しますが、現在のところほぼ満たされております。神様が豊かに祝福してくださったことを覚え、御名を崇めます。また、献金、祈りをもって支えてくださった皆様に心から感謝致します。本当にありがとうございました。
(編集子)