コルネリオ会の歴史

 コルネリオ会は、陸海空自衛隊員(幹、曹、士、防大学生、事務官等)及び之に関係あるキリスト者が共に聖書を学び主にある信仰と交わりを深め各々その使命達成に寄与することを目的としている。
 コ会が発足しだのは1959年5月であった。 超教派を本旨とし、旧・新教及び無教会の別を問わず包含するものとし、聖書研究会・修養会・祈祷会等の開催。機関紙の発行その他の事業を行うものとし、既に50年を経過した。現在の会員は約250名。
 旧海軍では、約百十年前の1899(明治32)年、米国婦人フインチ師により横須賀に設置され後に舞鶴、呉にも拡張された「陸海軍人伝道義会」によって多くの者が福音にあずかった。
旧陸軍では、1923(大正12)年「コルネリオ通信」第1号が利岡中和、松本武夫の両陸軍将校によって発行され、通算112号まで刊行され、戦後は「コルネリオの後」として再刊されていた。
 さかのぼって英国では、1851年、インドに派遣されていたソロッタ一陸軍大尉が本国の同僚キリスト者将校に対し彼とインドにいる同僚のため祈ることを求めたことから英国OCU(オフィサーズ・クリスチャン・ユニオン)が英国で生まれた。YMCAが1844年、YWCAが1855年に発足しているが、その中央の年である。OCUは約160余の歴史を持っている。(OCNの名称は何度か変更された)。
 日本伝道史上著名なバークレー・バックストン師の4男で松江生まれのゴッドフレー・バックストン師は、祖国に帰り、英国OCU顧問として長年にわたって指導を続けられた。同師が来日の際には「コ会」のため特別の講演をいただいた。
 米国OCUは大戦中の1943年の発足であるが、第1回OCU世界大会は1959年6月米国で開かれた。我が「コ会」発足の同年翌月である。
 その後、世界大会や地域別国際大会が開かれ、日本は1986年、1995年、2002年、2010年の4回、(東)アジア大会を担当した。今から2年後の2014年には世界大会を南アフリカで開催し、御神に捧げたいと世界会長以下、日本では今市宗雄会長のもとで準備を進めている。
 旧陸海軍のキリスト者グループの伝統と諸外国軍隊における運動に刺激され、また彼らの祈りに支えられ、自衛官有志の願望が実ったのが、この会であり、小さなものではあるが遠<広い背景を持っている。
 「使徒言行録」10章の百人隊長コルネリユウスの話は有名である。更に、「使徒言行録」21?23章には、混乱と殺意が渦巻くエルサレムで伝道者パウロを救い、神の御計画を進めたのは、エルサレムに駐屯する千人隊長が率いる軍律厳しいローマ占領軍であったことが記されている。 

 

軍人伝道 略年表(コルネリオ会を中心として)

(一部、「軍人伝道に関する研究」(峯崎康忠氏)から引用)

年  月 内  容 主要人物
1893(明治26) エステラ・フィンチ(24歳)来日(フィンチ女史に関して)
1897(明治30) フィンチ師、日本伝道に失望
1898(明治31) フィンチ師、再来日、軍人伝道を決意
1899(明治32)9月 陸海伝道義会(略称:伝道義会)横須賀に設立
1900(明治33)11月 伝道義会建築工事
1904(明治37)9月 「軍人伝道義会月報」活版第1号創刊
1909(明治42)3月 フィンチ女史帰化、星田光代と改名
1910(明治43)8月 伝道義会月報(72号)より休刊
1924(大正13)12月 コルネリオ会(利岡中和)発足 星田女史永眠(6月)
横須賀軍人ホーム開設
1930(昭和5) 「コルネリオ会誌」四十余回(発足以来)
第8回コルネリオ会
1931(昭和6)1月 「コルネリオ通信」発刊
1939(昭和14)6月 「コルネリオ通信」→「凝練雄」に改題
1957(昭和32)12月 「コルネリオの後」創刊(利岡主筆)
1959(昭和34)5月23日

日本O・C・U発足(現コルネリオ会)
キリスト教自衛官幹部会

発会式(美竹教会)
米極東OCU東久留米

会長:吉江誠一(陸将補)
副会長:武田貫美(1陸佐)、清水善治(2海佐)、黒田 信(1空佐)
顧問:佐々木、実吉、千葉、利岡の諸氏

1960(昭和35) 米極東OCU熱海 会長:武田、清水
1961(昭和36)

「コルネリオの後」(第38号)自然廃刊
修養会:葉山(30名)

会長:清水 副会長:有本 優
〃  4月 「コルネリオ」第1号創刊
〃  8月 「コルネリオ」第2号
1962(昭和37)10月 「コルネリオ」第3号、修養会:葉山(25名)
1963(昭和38) 修養会:葉山(42名)、札幌(17名) 会長:武田 副会長:藤田喜敬(陸)、足立順二郎(海)、黒田信(空)
1964(昭和39)3月 「コルネリオ」第4号、修養会:大磯(18名) 会長:武田 副会長:藤田喜敬(陸)、安永稔(海)、黒田信(空)
〃  7月 「コルネリオ」第5号
1965(昭和40)6月 「コルネリオ」第6号以降休刊。修養会:葉山(15名)
1967(昭和42)7月 O・C・U世界大会(韓国) 武田夫妻出席
1968(昭和43)6月 O・C・U世界大会(英国) 佐々木、武田両氏出席
1970(昭和45)9月

「コルネリオ会・ニュース・レター1号」創刊 (今井健次主筆)
修養会:葉山(21名)

1971(昭和46)5月

O・C・U世界大会(西ドイツ)
修養会:走水(19名)

武田、千葉夫妻出席
利岡氏永眠

1972(昭和47) 修養会:目黒(11名)
1976(昭和51)7月

O・C・U世界大会(米国)
修養会:山王、虎ノ門(31名)

日本代表参加(7名)
1979(昭和54) 修養会:山王(18名)
1980(昭和55) O・C・U世界大会(英国) 会長:武田、今井健次
1981(昭和56) AMCFアジア大会(シンガポール) 会長:今井健次
1983(昭和58) AMCFアジア大会(台湾)
1984(昭和59) AMCF世界大会(ソウル)
1986(昭和61) AMCF東アジア大会(日本) 同 上
1992(平成4) AMCF台湾大会(台湾 会長:矢田部稔 副会長:石川信隆
1994(平成6) AMCF世界大会(米国) 会長:矢田部稔 副会長:滝口厳太郎
1995(平成7) AMCFアジア大会(日本) 同 上
1996(平成8)6月 ホームページ開設 同 上
1997(平成9) AMCFアジア太平洋大会(ソウル) 実質は世界大会
1998(平成10) 会長:滝口厳太郎 副会長:石川信隆
1999(平成11) コルネリオ会発足40周年、アジア太平洋大会(台湾) 同 上
2000(平成12) 会長:石川信隆 副会長:中野久永
2001(平成13) 同 上
2002(平成14) AMCF東アジア大会(東京) 同 上
2004(平成16)9月 AMCF世界大会(ソウル) 同 上
2005(平成17) インターラクション東京2005 会長:今市宗雄 副会長:中野久永
2007(平成19) AMCF東アジア大会(台湾)3名参加(今市、伊藤、矢田部) 会長:今市宗雄 副会長:伊藤忠臣、中野久永